10話目 ページ10
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『…へ?ぇ、まッ…』
「…待たない。」
おそ松は貪りつくかのように、唇にキスを落とす。
『んんっ…!ふ、ぁ…』
やっぱりおそ松とのキスは慣れなくて。
息が、持たない。
「ぷは、ッ、……相変わらず俺の理性…
ぶち壊そうとするよねぇー?」
にんまり、とおそ松は余裕のない顔で笑った。
そんな顔、しないでよ。
顔を逸らそうとも、身動きがとれない。
「さて、と…一発やっちゃいます?」
にやり、とおそ松は怪しく笑った。
「な、ま、ッ、て………!」
抵抗しようとも、身動きがとれない。
あぁ、もうこれ!すっごいやだ…
「だはっ、…………お前に拒否権なんかねぇよ?」
低く、とても恐ろしく思う声。
様子が可笑しい、と思った私はおそ松の顔を見る。
「な、……ッおそ、松」
その顔は凶器に満ちていて、どす黒い笑顔だった。
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みんちゃ。(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!頑張って更新していくつもりです。 (2018年4月25日 21時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - HappyENDになってほしー!次回も楽しみに待ってます! (2018年4月25日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
みんちゃ。(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます! (2018年3月10日 12時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年3月8日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんちゃ。 | 作成日時:2018年3月3日 0時