4話目 ページ4
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はっ、と目を覚ました。
そこは、誰かの部屋なのであろう、
寝心地のよい、布団の上で私は眠っていたようだ。
ふと、先程の夢を思い出した。
『_____神、隠し』
もし、あの男が妖怪…妖狐ならば可能性は高い。
少しドキドキしながらも、赤の男が来るのを待つ。
「あ、起きた?」
襖からひょこ、と顔を出した赤の男。
『ええ。』
「ね、もしかして気づいちゃったの?
________俺が妖怪だーって。」
私は肩をびくりと揺らした。
「あー、図星?……随分勘が宜しい事で。」
くるり、と彼は一回転した。
すると、煙がもくもくと彼を包み込み
そこから耳の生えた男がでてきた。
「改めて…と言うか自己紹介か。
俺はおそ松。…妖狐だよー」
妖狐…!?予想が的中してしまった、…のか。
『んで妖狐さん、私をどうするおつもりで?』
「気に入ったからお嫁にする。」
『はっ!?』
平然とした顔で彼はすらりとそう言った。
驚いた。
初対面…しかも暗殺されかけた奴に結婚の申し込み…?
『あんた、アホか?』
「うわー!Aちゃん冷たー」
と、愉しそうに、嬉しそうに話す赤の男…いや、おそ松。
しばらくの間、コイツの傍に居ても良いかな。
そう、思った。
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みんちゃ。(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!頑張って更新していくつもりです。 (2018年4月25日 21時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - HappyENDになってほしー!次回も楽しみに待ってます! (2018年4月25日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
みんちゃ。(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます! (2018年3月10日 12時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年3月8日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんちゃ。 | 作成日時:2018年3月3日 0時