アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ19)

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A「ジンペイさんっ!!」

マタロウ「これはダメージデカいよ～!?」

ゴロミ「こうなったらアタイが行く!!」

そう言ってゴロミは水槽の中に飛び込むが…。

ゴロミ「……」

コマ「えぇっ…」

マタロウ「泳げないんかいっ!!」

入ってすぐに気絶してしまう。

A「っ……もう我慢出来ないっ……。
このままじゃジンペイさんが死んじゃうっ……」

するとAは水槽の縁に立ち…。

フブキ「ちょっとAッ!?」

A「ジンペイさんっ!!」

そのまま水槽の中に飛び込む。

ポルカ/アルト『A(ちゃん)!!』

A《ジンペイさんっ……今助けます!》

Aはジンペイの元へ泳いでいき、

ジンペイの頬に手を添えると

ゆっくりと顔を近付けていき…。

コマ「あれってまさか…」

マタロウ「人工呼吸っ!?」

フブキ「えぇっ!?」

アルト「…っ…そんなのっ…嫌なのっ!!」

するとアルトは、ムッとした表情で水槽を掴むと…。

アルト「姉さんも手伝うのっ!!」

ポルカ「え、えぇ…」

ポルカと共に水槽を持ち上げる…。

「お、おい?!」

「マジか…!」

他の生徒達には、水槽が勝手に傾いているように

見えているようだった。

ポルカ/アルト『うぐぐぐぐっ…!!』

『うわぁぁぁぁっ!!』

水槽がひっくり返る前に他の生徒達は逃げていく。

ポルカ/アルト『えぇぇぇぇいっ!!』

そして…。

.

.

.

.

バッシャーーーーン!!

強烈な豪水の音と共に水槽はひっくり返った。

ジンペイ「うわぁぁぁぁっ!!」

A「きゃぁぁぁぁっ!!」

ジンペイは顔から落ちて寝転がり、

Aもジンペイの上に落ちる。

『おぉぉぉぉっ!!』

周りの生徒達は歓声を上げている。

ユウリ「っ!?」

ジンペイ「ジャジャーン! ダイナミック脱出大成功!」

A「ゴホッゴホッ……」

ポルカ「Aッ!! 貴方何考えてるんですのっ!?」

アルト「そうなのっ!! 本当に心配したのっ!!」
《別の心配もあったけど…
無事に回避出来て良かったの…》

ポルカとアルトはAに詰め寄る。

A「ご、ごめん……」