アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ33)

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フブキ「ある日…」

フブキは自身の妄想を語り始める。

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フブキ《お弁当を忘れてしまった来星さん…。
1人で席に座っていると、臼見沢先生が
近付いて来て…》

ナユ「…」

ナユが俯いていると、突然臼見沢先生がやってきて

ナユの机の上にお弁当箱を置いた。

ナユ「えっ…?」

フブキ《それは、臼見沢先生のキャラ弁だった》

ナユ「…! ふふっ…」

フブキ《それから毎日、臼見沢先生が来星さんに
お弁当を作ってあげる生活が始まった…》

その後もケロピや学園長等のキャラ弁を

毎日ナユに渡し続ける臼見沢先生。

ナユ「ふふっ♪」

ナユはその度に笑顔になっている。

フブキ《そして…》

給湯室へやってきた臼見沢先生は、

お弁当箱を洗おうと蓋を開けると…。

臼見沢「…ん?」

ナユ「【好き】」

そう綴られていた1枚の紙が入っていたのだった。

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フブキ「ここから禁断の恋が始まったの〜っ♡‬」

うっとりした表情でそう語っていた。

マタロウ「いやいや、何で変なキャラ弁から恋に!?」

A「もしそれが本当なら、もっと可愛い
キャラ弁の方が……」

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臼見沢「仲良く食べるんでちゅよ～♪」

その後、臼見沢先生は校舎裏にて

猫達に餌をあげていた。

その様子をA達も草の茂みから

顔だけ出した状態で隠れながら見ている。

コマ「僕、わかったかも!」

A「ふぇっ?」

コマ「世話好きの臼見沢先生の事だから、
禁断の恋の始まりは…」

今度はコマが自身の妄想を語り始める。

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ーナユが住宅街を歩いていると、

偶然通りかかった家から賑やかな声が聞こえ…。

ナユ「ん?」

気になったナユは塀に手をかけ、

その家の様子を覗き込んでみると…。

ナユ「えっ!?」

臼見沢「はーい、そこ静かにして!
お姉ちゃんは洗濯物畳んで!」

そこには忙しそうに家事をしている臼見沢先生と、

その子供達の姿があった…。

コマ《見るに見かねた来星さんは、
子育てを手伝うように…。
そのうち、2人はまるで本当の夫婦のような
仲になったんだ!》