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女の子たちに、話しかける私を見て、驚いているのは、女の子たちだけじゃなくて。
少し離れたところに座っている永瀬くんも、私の行動に、驚いていた。
『……何よ。』
私になにか嫌味でも、言われると思ったらしい、
女の子たちの警戒心が、大きくて、怖くて。
震える手で、ぎゅっと、拳をつくる。
「…み、みんなは…私のこと、嫌いかもしれないけど…
私は、お友達…が増えて、嬉しかったよ」
ニコリ、と精一杯の笑顔。
言いたいこと、言えた。
確かに、意地悪されて、怖かったし、辛かったけど。
話したこともなかった子と、永瀬くんを通じて、お友達になれて。
良かった、って、思うこともあったから。
女の子たちのぽかんとした反応を見る前に、
恥ずかしさで、居ても立っても居られなくて、
背を向けて、教室を飛び出していく。
その先の永瀬くんと女の子たちの会話は、
私には、見えてないし、聞こえてなくて。
「―……しゃーないから、許したるわ。」
そんな私の行動を見ていた永瀬くんが、女の子たちに、
ちょっと不満そうな顔をして言うと、
安心したように、ほっと、目を潤ませる女の子たち。
反省の色が伺えると、永瀬くんも納得したようで。
『……廉が、Aちゃんを好きな理由、少しだけ分かったかも。』
反省したように、しゅんと肩を落としながら、
女の子の一人が、まるで諦めたように、永瀬くんに呟いた言葉。
その言葉に少し嬉しそうに、笑った永瀬くんの顔は、
いつも以上に、優しくて、きらきらした笑顔。
―…恥ずかしさで教室を飛び出して、遅い足で走り抜けた廊下の曲がり角、
「…きゃっ…！」
ドンッと、突然誰かにぶつかって、尻もちをついた私。
自業自得、自分が走っていたせい。
ぶつかった人がケガをしたんじゃないかと、座り込んだまま顔を上げると、
「…―…ごめん、大丈夫、？」
私が謝る前に声が聞こえて、目の前に、手を差し出しているのは男の子。
朝の光がまるで後光のように差して、きらきら輝いて見える。
こんなにキラキラした人、永瀬くん以外にいたっけ…？
眩しくて、目を細める私が、見えた先には……―
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れもか♪ - 廉君かっこいい！これからも頑張ってください！大好きです♪ (2017年3月3日 19時) (
レス) id: 4834f7419d (このIDを非表示/違反報告)
#土筆(プロフ) - この作品大好きです！！廉くん、かっこよすぎて死にそうです笑 もうトキメキまくってます！これからも更新楽しみにしています！頑張って下さい！！ (2017年1月7日 23時) (レス) id: 55722025e8 (このIDを非表示/違反報告)
北萌(プロフ) - あけましておめでとうございます！この作品大好きです！更新待ってます！ (2017年1月4日 21時) (レス) id: a2cc09170c (このIDを非表示/違反報告)
心愛(ここあ)(プロフ) - 明けましておめでとうございます。お話に引き込まれますね( ´艸｀)花澄*。さんの世界観大好きです！これからどう展開していくのか…更新楽しみにしています(≧∀≦) (2017年1月4日 10時) (レス) id: 5d24ad16bc (このIDを非表示/違反報告)
piyochan. - なになになにどーゆう関係なの！！笑めっちゃ気になる笑 (2017年1月3日 2時) (レス) id: 8558eeec56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花澄*。
| 作成日時：2016年12月17日 18時
