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翌日からも、女の子たちは、私の前に、現れる。
『Aちゃん、おはよっ』
『あ、今日の髪型可愛いねー』
昨日は屋上であんなに怖い顔をしていた彼女たちが、
にこにこと天使の顔をして、私を囲って、会話する。
傍から見れば、私は、「人気者」だ。
何で、靴箱を荒らしたの、
なんで、靴を隠したの。
そうは、聞けない状況に、なっていた。
『あ、廉、おはようっ』
「おはよ、」
いつものように、永瀬くんが教室に入ってくると、
女の子たちの視線は、一気に永瀬くんに集まる。
やっぱり今日も人気者の永瀬くんは、みんなの話の中心で、
その女の子たちの中で、
ちらっと、視線を向けた永瀬くんと目が合って。
“おはよ”と、口だけが動いて、話しかけられると。
まるで秘密の恋みたい、ドキドキと、胸が高鳴って。
赤くなる頬、こくん、と頷くだけの返事をしてしまう。
永瀬くんが窓際の自分の席に向かうのを、目で追っていた、
そのとき、
ボトン、と私の机から何かが床に落ちる音。
目を落とすと、それは筆箱で。
シャーペンや消しゴムが、床にばらばらと散らばっていた。
驚いて視線を、上げるとそこには、あのグループのうちの、一人の女の子。
『…むかつく、』
どうやら私と、永瀬くんが目が合っているところを、
見ていたみたい。
面白くない顔をして、さっきまでのあの、笑顔が消えていた。
ビクッと、その表情に硬直した私に、ふいと顔を背けて、
永瀬くんの方へ歩いていく彼女を目で追う。
彼女が“わざと”、筆箱を落としたことなんて。
クラスの誰も、気付くわけなかった。
『廉、遊びに行こー』
放課後になると、女の子が永瀬くんに、声を掛けてきた。
私の席に歩いてきていた永瀬くんが、その声に引き留められて、
私も、その女の子の声が聞こえて、顔を向ける。
「あー、Aちゃんが行くんやったら…」
永瀬くんの視線が、こちらを向く。
本当は、行きたくない。
でも、どうしよう…
そう思って、俯いてしまったとき。
『―…でも、Aちゃん。今日、委員会変わったって言ってたよね？』
「え…？」
突然の女の子の発言に、驚いて目をぱちくりする。
そんなこと、一言も話した覚えが無かった。
『もしかして、忘れたの？』
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れもか♪ - 廉君かっこいい！これからも頑張ってください！大好きです♪ (2017年3月3日 19時) (
レス) id: 4834f7419d (このIDを非表示/違反報告)
#土筆(プロフ) - この作品大好きです！！廉くん、かっこよすぎて死にそうです笑 もうトキメキまくってます！これからも更新楽しみにしています！頑張って下さい！！ (2017年1月7日 23時) (レス) id: 55722025e8 (このIDを非表示/違反報告)
北萌(プロフ) - あけましておめでとうございます！この作品大好きです！更新待ってます！ (2017年1月4日 21時) (レス) id: a2cc09170c (このIDを非表示/違反報告)
心愛(ここあ)(プロフ) - 明けましておめでとうございます。お話に引き込まれますね( ´艸｀)花澄*。さんの世界観大好きです！これからどう展開していくのか…更新楽しみにしています(≧∀≦) (2017年1月4日 10時) (レス) id: 5d24ad16bc (このIDを非表示/違反報告)
piyochan. - なになになにどーゆう関係なの！！笑めっちゃ気になる笑 (2017年1月3日 2時) (レス) id: 8558eeec56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花澄*。
| 作成日時：2016年12月17日 18時
