愛してるゲームしてみた〈ラムリ〉 ページ8
今日はラムリが私の部屋に突撃してきた。
「主様、主様っ!遊びましょう!」
ワッと話しかけてきて、キラキラした目で頼まれたらもう断れない。それに暇だったから、誘ってくれるのは嬉しい。
なにで遊ぶの?と聞くと、ふふーん!と笑って遊ぶゲームを教えてくれた。
「『愛してるゲーム』です!お互いに愛してるって言って、照れた方が負けっていうゲームですよ!」
「じゃあ、よーいスタート!」
「愛してますよ!主様!」
ニッコリ元気に言ってくる。かわいい。
「愛してるよ」
かわいいけど、負ける訳にはいかない。私にもプライドがあるんだ。
「なかなか手強いなあ…愛してる!」
「私も愛してる。ラムリはいつもかわいくて、元気で素敵だよね!」
ちょっと変化球。たしか付け加えたりしてもいいんだよね?
「ぐっ…!?そ、それをいうなら主様はいつも素敵で、ボクたちのことを考えてくれてて、愛してます!」
ちょっと焦ったような仕草を見せるラムリ。ここでいければ照れるか?
「うん、愛してるよ、ラムリ。」
ラムリの少し乱れた髪の毛を左耳にかけて、できるだけ微笑んで言った。
「……!?!?」
ラムリは私の指が少しだけ触れた自分の耳をおさえて、びしっと固まった。
「う、ぐぅぅぅ、そ、それは、ズルいですよぉ主様!こんなことされたら、もう、もう!ゔぅーっ!」
さっきとはまた違うように騒ぐラムリの顔はりんごにも負けないほどに、首のほうまで真っ赤だった。
「ラムリ照れたから負けだね!」
「そうだけど……ああもーっ!ほんとにそういうとこですよ主様!……でも、ボクはそういうところが、その…す、好きですよ」
まだ真っ赤なまま、少し言い淀んでから言う。
ああもう可愛いっ!!
衝動のままに、わしゃわしゃとラムリの頭を撫でる。かあいいね……。
「あう、A様ぁ……」
へにょんと下がった眉と、ちょっとだけ涙が滲んだ顔でこう名前を呼ばれてしまったらもう可愛さのあまり倒れることぐらいしかできない。
今日も私の執事がかわいい!
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レン(プロフ) - けるさん» ほんとですか!ありがとうございます!!更新頑張ってくださいね!! (2023年2月18日 18時) (レス) id: af9e8c44e4 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - レンさん» わー!!ありがとうございます!すごく嬉しいです!亀更新で申し訳ないですが書かせていただきますね!リクありがとうございます! (2023年2月18日 18時) (レス) id: 718c78eb13 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ………!?天才………??あ、天才か…。いや神………あとリクですがラトくんと主様が付き合ってる話お願いできませんかね………⁇(応援してます!!) (2023年2月1日 18時) (レス) @page5 id: af9e8c44e4 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - マリイさん» 了解いたしました!ゆっくりですが書かせていただきます!リクありがとうございます😊 (2022年4月6日 9時) (レス) id: 718c78eb13 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで主様がミヤジと付き合ってる話お願いします (ミヤジ好き❤) (2022年4月4日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ける | 作成日時:2022年2月17日 23時