男装少女の末路【東リべ】 (ページ25)

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「へー。じゃあ、なんで顔赤いの？」

絶対わかってるのに言わせたい意地悪マイキー。

「見てたんだろ？」

と三ツ谷が助け船を出すが

「三ツ谷うるさい。ケンチン、三ツ谷強制連行して」

更に後ろで見ていたドラケンに指示をだす。

溜め息をつきながらもマイキーの言う事を聞いてくれる優しいドラケン。

「三ツ谷、殴られたくなかったら大人しく行こうぜ」

そう言うと三ツ谷は舌打ちをしてドラケンとその場から立ち去ってしまう。

『ぇ····三ツ谷先輩』

薄情者と思いながら小さく呟いた名前を聞き逃さないマイキー。

「三ツ谷がいいの？」

「三ツ谷のこと好き？」

「抱きしめられて、嬉しかった？」

嫉妬したマイキーは止まらない。

『えっと、マイキーくん？』

「Aは三ツ谷がいい？」

『いや····えっと、わかんない、です』

本音。だって、急にだったし。

「三ツ谷に先越されてムカつく」

『えっ？』

「俺も抱きしめたらドキドキしてくれる？」

同時にを抱きしめるとあわあわするAがいる。

『まま、マイキーくん！？』

「ドキドキする？」

『口から心臓出そう』

「ドキドキしないのっ！？」

頬を膨らますマイキーがいて。

『緊張して····』

「もっと意識してくれたらドキドキするんだな」

そう言うと1人満足するマイキーだったのだ。

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