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ロボットだってしたいもの。 ページ10

銀時side



「虎!!久しぶりだねぇ、飲んできな。」

「あぁ。またしばらく世話になりたくてな。」

「構わないさ、この天パよりはマシだ。」

「おいコラクソババア。」



目の前には白色に透き通るグラス。

結露で水滴がつく。



「では……先ほどの問題に戻るとするか。」

「そうだなー。」

「まずは、これからどうするか聞きたい。
お前達、忍は。」


ヅラが質問を問いかけ、虎はグラスに口付けた。


「さぁな。まずは情報収集ってとこか。」

「なんだ、まだそこからか?」

「舐めんなクソ侍。もう手は打ってんのさ。」



懐から乱雑に置かれたそれは、たくさんの書状だった。



「北から南、東から西。
各々に散らばった同胞から、既にな。」



1枚手に取り、開いてみる。
流暢な字で、書いてある。






『手は伸びたり。
新たな力を手に入れようとしている模様。』






「新たな力……?」

「あぁ。あいつらは昔、力を手に入れようとしていた。
更なる暗殺技術を高める為に。」

「その力というのは、どのようなものだ。」

「わかりやすく言えばN●R●T●だ。」

「わかりやすすぎるわ!!」



引っかかるぞこの小説……。



「すなわち『氣功』。
昔の忍は扱っていたが、今となっては力が強大すぎるし、体にかなりの負担をかける。
てなわけで禁止されている。」

「……それを、手に入れようとしているわけかい。」

「ったく、勝手しやがって……。
その後始末をする俺達の身になれっつの。」




一気にグラスの中身がなくなった、虎之助のグラス。

すぐさま、たまが注ぎにきた。



「飲みすぎるとお体に毒ですよ、虎様。」

「おう、たま。相変わらずお前は、優しいもんだな。」





虎之助がたまの頭に手を置いた瞬間、

たまの体から煙が出る。




オーバーヒートしてやがる!?



「ハハハハイ虎様ママママ。」

「たまぁ!?おいいい!!!」





……ロボットが、人間に恋をしている模様。

早起きは三文の徳。→←弟子は常に師匠を狙う。



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MiUmIu(プロフ) - vict tm 0206さん» コメントありがとうございます!今、低更新ですが……なんとか進めていきたいと思っていますのでよろしくお願いします!! (2017年4月22日 23時) (レス) id: 042c49640d (このIDを非表示/違反報告)
vict tm 0206(プロフ) - 続きが楽しみです! (2017年4月22日 14時) (レス) id: 260e4dcf34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MiUmIu | 作成日時:2017年4月12日 23時

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