想像では追いつかない。 ページ8
銀時side
「────で、
結局、私たちに何しろってんの。」
しばらくの沈黙の後、Aが言う。
「俺は、ただどうしろってことではない。
ただ、狙いが狙いだ。気をつけろと言いに来ただけだ。」
「まぁ俺も桂と同様。
今この瞬間も、狙われているかもしんねぇ。」
新八も、神楽も、重々しい問題を感じたらしい。
すっかり黙りこくってやがる。
「────ちょっと、この重い雰囲気、どうしてくれんのよ。」
これをぶち破るのはやはりA。
「仕方ねぇだろ。
……ま、最初に戦力を削っておくのも、ありかもなっ!!!」
虎が言った瞬間、鞘のまま刀を天井へ投げつける。
激しい音と共に、何かが落ちてきた。
「Aっ!!」
Aを背中に隠し、木刀に手をかける。
ホコリが落ち着き、視界が開けてきた時、
「ゲッホゴッホォ!!!」
「……さっちゃん、さん?」
「いきなり何すんのよ虎之助ェ!!」
天井から御来場、
ドM女。
「……何してたんだテメェ。」
未だに床に這いつくばっているコイツの目の前に立つ。
「別に銀さんを観察していたんじゃないんだからァ!!「なんでツンデレなんだテメェ。」」
「……何してんのさっちゃん。」
「ちょっともの申したいことがあってね、アンタに。」
「え、私?」
急に立ち上がり、Aの目の前まで歩いていく。
「よくお聞き」
「は、ハイ。」
.
.
「銀さんの彼女になってんだってぇぇええええ!?」
「その答えは想像してなかったよ?!」
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MiUmIu(プロフ) - vict tm 0206さん» コメントありがとうございます!今、低更新ですが……なんとか進めていきたいと思っていますのでよろしくお願いします!! (2017年4月22日 23時) (レス) id: 042c49640d (このIDを非表示/違反報告)
vict tm 0206(プロフ) - 続きが楽しみです! (2017年4月22日 14時) (レス) id: 260e4dcf34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MiUmIu | 作成日時:2017年4月12日 23時