集結 ページ10
翌日。ついに裏街の会談が始まる。
急ではあったが、上忍達に里の周りの警備を固めておくよう伝えてある。
たとえ裏の者であろうが、上に立つ者。重要人だ。
「我愛羅、そろそろじゃん」
「あぁ.....」
Aは既に会議室に入室し、ソラと話している。
俺とカンクロウ、テマリは部屋の外からそれを見ることにした。
『たぶん、聞いちゃいけない話はないと思うんだけど.....ちょっと、喧嘩っぱやい奴がいてね.....』
Aからそう聞かされ、仕方なくこうなった。
まぁ下手に刺激しないことに他はないからな。
「風影様、いらっしゃいました」
その声を聞き、振り向く。
「────あ？なんでここに影がいんだよ」
「やめなさいよ、早速問題を起こさないで」
「全然変わらないねぇ〜」
「.....今回も、大変なことになりそうですね.....」
廊下を歩いてくる、四人の男女。
これが、他国の自治会長、か。
「あ、皆、やっほー」
「あっ、てめぇっ！！なんっで全然連絡してこねぇんだ、あ！？」
「うわっ、早速来たよめんどくさいなぁ！」
その内の一人────刀を二本腰に持った男が出てきたAに歩み寄る。
「やめなさいって言ってんでしょ。ほら、早く始めるわよ」
「その方がいいねぇ〜」
「そうですね.....」
「ちっ.....」
「あー、命の無事が確保出来たよ.....。
ソラ、街は頼んだよ」
「はい、Aさん」
ソラは一礼し、窓から飛翔して行った。
「じゃあね、我愛羅。また後でね！」
Aの笑顔に軽く手を振った。
ついに始まる。会談が。
「さて、どうなるかねぇ.....」
「さぁな.....」
五人が席に座り、Aから語り出した。
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作者名：MiUmIu | 作成日時：2018年7月22日 18時
