強敵 ページ25
────カブトによる『穢土転生』で、強い忍達が続々とこの世に復活している。
上忍や、歴代の影も.....父さんも。
一人ずつなんとか封印していく。
「────ほう、お前が今の風影か」
「.....なっ！」
次に現れたのは、『穢土転生』の目をした
うちはマダラ。
「なぜ、マダラがここに？」
「あの仮面の男がマダラだったはずじゃぜ！」
「あの目は穢土転生によるもの.....」
「では、私達の会談に現れたマダラは一体.....？」
「むぅ.....！そんなことはどうでもいい！
敵ならば闘うのみだ！！」
「雷影殿！」
雷影が力強いパンチをマダラに叩き込もうとする.....が、それはスサノオに防がれた。
「っ、万華鏡写輪眼まで.....」
「厳しい闘いになるようだな.....」
「それはないだろう。
何故なら、一瞬で終わらせてやるからだ」
スサノオからの攻撃に防御一本に変わってしまう。
くそっ、攻め入る隙がない。
「ええい！
『塵遁・限界剥離の術』！」
「土影！」
ヤケクソ状態の土影が術を発動させるが、それはマダラに吸い込まれていく。
「なにぃっ！？」
「俺に術は効かん。すべて吸い取ってしまうからだ。
.....これで、終わりにしてしまおう」
スサノオが雄叫びを上げて、巨大化する。
口に溜められるチャクラ。次に起こることは誰でも予想できる、はずなのに、
体は動かない。術にかけられているはずでもない。
まさか、恐怖によるものだとでも言うのか.....っ！？
「さらばだ、影達よ」
巨大なその塊は、
一直線に俺たちに向かってくる。
「っ！」
動け！
なんとか左手だけを動かし、砂で皆を囲もうとする。
だが────間に合わない！！
迫り来る閃光に、俺達は目を閉じた。
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作者名：MiUmIu | 作成日時：2018年7月22日 18時
