7曲目 ページ7
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入りたくない。この扉を開けたくない。
「どうした？入らねえのか？」
『……嫌な予感しかしません』
「何があったんだ」
『隙間から見てください、あれ』
「…………確定だな」
扉の隙間からすこーし見えるのは
ゆきくん、東さん、かずくん、あざみくん
それに満面の笑みを浮かべるお姉ちゃん…………
「覚悟決めろ」
『左京さんのおに……はあ』
翠くんじゃないけど鬱になる……
『…………ただ』
「A！！お帰り！！今日ね、幸くんが素敵なお洋服作ったの！今日も可愛くしてもらおうよ！！」
『…………いま……先にごはんたべたい……』
「ああ、確かに可愛くするならその方がいいね」
「じゃーAちゃんオレの隣おいで！！ささっ！」
「一旦部屋に置いてくる」
『アレ』はもうお察しの方もいるでしょう。
幸くんやお姉ちゃんはわたしに沢山服をくれる。ただそれはフリフリのロリータだったり女の子らしい服で…………
→それを2人に着て見せてる時にかずくんがわたしにヘアアレをした
→それを見た東さんとあざみくんがメイク
→お姉ちゃん大喜び
→なう。
早めにご飯食べて匿ってもらおう……どこに行こう…………
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
わたしは急いでごはんを食べてなんやかんやの理由をつけて一旦リビングから出た。
…………もう目星はつけてある、避難場所。
『ということでお願いします！』
「構わねえけどよ、俺ら監督ちゃんに何されるかわからねえんだけど」
「…………」
『……そこはなんとかする』
万里くんと十座くんの部屋、つまり104号室。
なんか安全そう()
『…………そろそろかな』
「時間経ったしな」
「……A、布団に隠れとけ」
「いや怪しくね？ぽっこりなるだろ」
『……クローゼットの中とか？』
「よし行け」
クローゼットに入って扉を閉めると部屋に響くノック音。
がんばって……！！
「はーい？って監督ちゃん」
「A知らない？リビング片付いたから呼びに行ったけどいないんだよね」
「……知らねえっす」
「見てねえけど」
「…………そっか、ありがとうね！」
…………居なくなった……？
わたしはそっと中から出る、するとほっとしたような顔の2人がいた。
「こえー……」
「誰が？」
「監督ちゃ…………んん"っ！？」
『お……ねえちゃん』
「ふふ」
どうやら立花A、逃げられません。
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続く (更新停止中)
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作者名：mikuru | 作成日時：2019年6月14日 21時
