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貴『(このままだと潔さん達負けちゃうなぁ)』
ここで終わりか
皆がそう思っていただろう
潔さんもきっとそのうちの1人
でも彼だけは違った_____
「良いね良いね！楽しくなってきた！」
1人ボールを持ち満面な笑みを浮かべるチームZの一員
蜂楽廻
彼は唯一今の状況を楽しいと感じているようだった
蜂「潔！ヘイパスッ」
潔「えでも俺たちの作戦は研究されて…」
潔「だからそれを超えるんだよ！」
試合の合図がなり、潔さんからパスを受けた蜂楽さんは1人敵陣へと突っ走る
帝「まさか1人でゴールまで行くつもりじゃ！」
貴『そのまさかですね
今までの試合を見た所、この伍号棟でドリブル技術が1番高いのは蜂楽さんです』
蜂楽さんの奇想天外なドリブル
今回は偶然でも良い、
自分のイメージするプレーを実践できれば彼はまた更に一歩前進するだろう
斬「っすまん！ヤベェやつ行った！」
蜂「凄い、じゃんじゃんイメージ湧いてくる！」
次々と相手チームの選手を突破していく
蜂楽さんは今、この試合で誰よりも楽しそうだった
蜂「ボン！」
「なっ！テメェふざけっ」
ゆっくりとした起動のボールがキーパーの頭上を通り過ぎる
ﾋﾟﾋﾟｰッ！
チームV 3:1 チームZ
チームZの初得点
負け確定だと思われていた状況をぶち壊した蜂楽さんには感謝しないとな
この点をきっかけに
他の人たちもきっと勝気を取り戻すだろう
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作者名：クケ | 作成日時：2023年1月17日 18時
