叶わぬ思いに終焉を.【オリオンの刻印】

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｢くっそ、俺たちがこんな…！｣

｢そろそろ終わりにしようか。｣


野坂さんがボールを奪い、風丸先輩、貴利名先輩……
と、また野坂さんへとボールが渡る。


｢灰崎！｣

｢ﾁｯ｣


凌兵がウズベキスタンに囲まれ、
ヒロト先輩もマークされている。


と、そこに明日人先輩が登場する。


ボールは明日人先輩へと回り、必殺シュートを行う。


"シャイニングバード"


凄まじい威力のシュート技である。


｢シュートチェイン、させてもらいますよ。｣


"ウィケッド・エンヴィー"


空中から降り注ぐボールへと飛び立ち、
光輝くシュートが闇へと染まる。


"忘却のソナタ"


｢フォルテッシモ……！！｣


ｺﾞｰﾙ


｢なんだと、俺たちが突き放されるだと…！？｣


ﾋﾟｰｯ


4-2で試合が終了した。


｢やったな野坂！｣

｢それほどでもないよ。｣

｢だが、奴らがそれで引き下がるとは思えない。｣


勝利の喜びと共に次々と現れる不安も出てくる。
でも、勝ててよかった。


｢明日人先輩、いきなりシュートチェイン
しちゃってごめんなさい！｣

｢あ、全然いいよ！Aのシュート技かっこいいね！｣

｢えへへ、ありがとうございます。｣

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