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「豪炎寺さん!俺の肩に捕まってください。」
「うそ、でしょ…?」
やっと世界で、憧れの先輩達と
一緒に戦えると思ったのに。
……どうして何時も、こうなるのだろうか。
ピーッ
豪炎寺さんが居ないフィールドで、試合が再開され、
日本と韓国は互角のまま試合は続いた。
"スパークウィンド"
万作先輩が必殺技を出し、ボールを維持するも
韓国に取られてしまう。
"レッドブレイク"
ピーーッ
試合は1ー2のまま、
前半が終わってしまったのであった。
「…なんで豪炎寺さんが、」
日本の、大切なエースストライカーなのに。
私は、込み上げてきた怒りと悲しみでいっぱいだった。
豪炎寺さんだってこれからの
試合が楽しみだったかもしれないのに。
あんなに沢山練習して、
世界に通用する技を作ったって言うのに。
───こんな結末、酷すぎるよ。
私がこう悩んでるうちに、時間は進んで行った。
どうやらヒロト先輩が、後半から入るらしい。
「あぁ、やっと俺が必要だってことが
わかったようだな。何しろ俺は、ゴットストr…」
「はいはい、一人で喋ってないで
行きますよヒロト先輩。」
そのままヒロト先輩の手を引っ張って
フィールドに向かって歩く。
「おい春瀬!!」
「あはは、
あれじゃどっちが先輩か分からないね。」
「うちの春瀬がすまんな…」
保護者(仮)たちは微笑ましそうに見てたらしい。
……豪炎寺さんの仇取らせてもらうよ。
どうやら彼女は、怪しい笑みを浮かべていたのだった。
ピーッ
後半戦が始まった。
キックオフは悪魔と神。
絶対にありえない組み合わせだ。
そう、これが俗に言う"混ぜるな危険"
漂白剤などの裏側に表記されている通りだ。
「凌兵。頼むから味方同士で喧嘩したりしないでよ。」
「…うるせぇ。」
……これ絶対分かってないやつだ。
結局混ぜるな危険コンビは
そのまま2人で争いながら試合をしていた。
ほら、言わんこっちゃない。
「こんなもんだぜ!!」
ヒロト先輩にパスとは言えない威力のパスを回す。
しかし、すかさずヒロト先輩もそのパスに答えた。
「さあ、ゴールという聖域を
征服するのは神か!?悪魔か!?」
ヒロト先輩のボールが凌兵に渡ろうとするが、
韓国にカットされてボールが空中に上がる。
そう、空中に上がったボールの持ち主は誰もいない。
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです!!!これからも更新頑張ってください!!!!! (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん。 | 作成日時:2022年3月5日 0時