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太宰と乱歩とうずまきにて。 ページ12

Aside


その後、太宰は念のため休みをとり探偵社でのんびりとすごし、ほかの社員はいつも通りに仕事に勤めた。

やっぱりちょっともう少し後に落ち着いてからにした方がよかったかもしれないな…

そんなことを思いながらいつもの仕事をこなす。

しかしよく考えてみれば危険なことをしてしまった。

いくら自分が原因で腕を失ってしまったとしても探偵社の一員である。

彼がどれだけ頭が冴えているのかは分からないが社員の誰かは感ずいてしまう可能性がある。

(とかフラグ建てちゃってすごい回収しちゃいそうで怖いんだけど…)


あと因みにだが例の肢体窃盗犯はポートマフィアが片付けたらしい。

太宰さんたちが行ったことで手口が分かったからだろう。


おつかいを終えいつものうずまきに入る。


今日はフレンチトーストを食べてみようか。


?「相席してもいいかい?」


『はい、いいですよ…』

反射的に顔を上げて相手を見てみた。

そこには太宰さんと江戸川さんがいた。



ん???



びっくりしすぎて頭が回らないおかげで状況が全くつかめない。

私が頭を混乱させている間に二人は私の迎えの席に座った。

あたかも当然だというように。


太「何にします?乱歩さん。あ、私ナポリタンにしようかな〜」

乱「太宰、パンケーキ〜あとストロベリーパフェ。」

太「分かりました、乱歩さん。すみませんお嬢さんこの……」


『??????』


どう考えても何故二人が他に空いてる席がある中で私と相席をしているのかが分からない。


太「ふふ、何故私たちがここにいるのかが分からない。という顔だね。」


注文したフレンチトーストはもうテーブルまで運ばれてきていた。

せっかく楽しみにしていたのに太宰さんたちの方に気が向いてしまって味がよく分からない。

江戸川さんは相変わらずつまらなさそうに棒付き飴を舐めている。


太「なぁに、ちょっとした世間話をしようと思っただけさ。」


ニコニコと笑顔とそういい、あとは…と続け、意味ありげな笑顔で


太「お近づきになろうと、ね。」


と言った。

その笑顔を見てこれからの話題の内容が察せた。

大方私に鎌をかけようとでも思っているんだろう。


太「取り敢えず改めて自己紹介としよう。私は太宰。太宰治だ。」

乱「江戸川乱歩。難解事件があったらなんでも僕に言うといいよ!」

乱「やぁーっと本題に入れる。太宰話が長いんだよー」


乱「担当直入に言うけど、太宰のこの腕。君が治したんだよね?」

太宰と乱歩とうずまきにて→←奇跡と女神



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ミコール(プロフ) - すみません、バグか何かで編集ができなくなったので全く同じ小説を作り直します。題名もこのままに致しますのでそちらをこれから読んでくださるようお願いいたします。本当に申し訳ないです… (2018年10月21日 21時) (レス) id: 20d2710782 (このIDを非表示/違反報告)
ミコール(プロフ) - イゼッタさん» !ありがとうございます!少しずつになりますがこれからもよろしくお願いします。 (2018年10月20日 1時) (レス) id: 20d2710782 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - がんばって (2018年10月15日 2時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミコール | 作成日時:2018年8月8日 0時

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