45本目。 ページ46
｢あー、面白かったッ！｣
真剣にお笑い番組を見始めて5分も経たないうちに番組は終わってしまった。
でも、最後に出てきた漫才コンビがわりに面白くて満足。
お笑い番組が終わった後、間髪入れずにお堅いニュース番組が始まったのですぐに消した。
大笑いした後だったので、日本の経済についてとかそんな小難しい話は聞く気にもなれなかったし。
テレビが消え、遠くから微かにシャワーの音が聞こえてくるだけのリビング。
あたしはぐいーっと伸びをして、ふぁーっと欠伸を一つ。
ソファの居心地が良くてついウトウト。
借りた服からは夏樹の匂いがして、身体をすっぽり包みこみそれが余計に眠気を誘う。
本格的に眠くなってきたとき。
〜♪〜♪
どこからともなく音楽が聴こえてきて、寝そうになってたあたしの脳は覚醒した。
ソファにもたれかかっていた身体を起こし、その音が聞こえる場所を探す。
夏樹のケータイかな？と思ってあたりをちょこちょこと探すけど、見当たらない。
ふらふらとリビング中を歩き回り、とある扉の前にあたしは立った。
…この中から聴こえる。
結構長い時間立ったのになり続けている音。
こうも長い間鳴り続けるのは気になる。
勝手に人の家の扉を開けるなんていけない事なんだろうけど、
好奇心に負けてしまった私はそっとその茶色の扉を開けた。
中は真っ暗。
手探りで電気のスイッチを探し押す。
ぱっと明かりがついて、眩しさに慣れるため数回瞬き。
｢ん…なにこれ｣
あたしの目の前に広がっていたのは、数台のパソコンが置いてある部屋。
大きめのディスプレイが３つほど並んでいて、なんだか本格的。
机の上にはスマホ。
なんだアラームが鳴っていたのか。
音を止めて、ふと隣の棚をみると見たことのあるゲーム機。
｢え、これVRじゃん｣
しかも2つも。
これ、高いのに。
いくらゲーム好きだからってVR2つも買う？
夏樹はもしかしたら普通の人じゃないのかも…と疑い始めたとき、
それを裏付ける決定的なものを見つけた。
｢…これ｣
棚にはたくさんの『ポッキーさん』関連のモノ。
コルクボードには｢100万人おめでとう！｣のメッセージ。
その隣には銀の再生ボタン。
刻まれている名前は、『Pocky_Sweets』。
あたしはただ、目を見開いた。
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リみみ - ぽきさんは北川大雅です！上からでごめんなさい (2018年6月7日 20時) (
レス) id: e4407b93c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - 名無し君さん» (確かに…)て、テンパってそこまで頭が回らなかったということで！！ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - ミッキーさん» まぜちゃん… (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し君 - 鍵って大家(管理者)に頼べば合鍵で開けてくれるのでは？ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 3a9ab4d4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - 『黄身ちゃんをヘラちゃんでまぜちゃん。』 (2016年12月1日 23時) (レス) id: b0dbcdb014 (このIDを非表示/違反報告)
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