36本目。 ページ37
｢ひゃー！！！！
スイーツ！！きらっきらのスイーツ！！｣
｢うるさい｣
用意を即座に済ませてバイキングの会場へと到着すると、すぐに出迎えてくれるキラキラのスイーツ。
スイーツが大量に並べられたテーブルの前に立っていたウェイターらしき男性が、あたしたちをテーブルに案内してくれた。
｢うわお、なんか凄く綺麗な所にきちゃったね｣
天井は高くて、照明は眩いばかりのシャンデリア。
赤いカーペットが敷かれていて、シックな黒に統一されたテーブルとふかふかの椅子。
ザ・高級レストランってかんじ。
｢俺たち一般庶民にとっちゃあ、縁のないところだな｣
｢ごもっとも｣
少しでも場に溶け込むために、お洒落してきてよかった。
流石にこんな所にパーカーとパンツでは来れない…。
今日は最近買った、珊瑚色のワンピース。
袖や裾に大きめのフリルが段々にあしらわれていて、普段はあんまり着ないヤツ。
白いカーディガンを羽織って、髪を上の方でまとめてお団子にしている。
周りの人もみんなパーティーに出るのかというくらいオシャレな人ばかりで、普段着きてこなくてよかったと思った。
｢じゃあ、早速スイーツをゲットしに行きますか！｣
｢はいはい｣
＊＊＊＊
｢あ、咲夜くんのケーキ美味しそう…｣
｢これ？
向こうに沢山あったぞ｣
｢むむ…後で取りに行く｣
心ゆくまで美味しそうなスイーツを激選して、ひとまず席に座る。
目の前でキラキラと輝くスイーツは宝石の様に見えた。
｢いただきます！！｣
｢おー｣
さくっとミルフィーユを口に運ぶ。
お、美味しすぎる…！！
ほっぺが落ちるとはまさにこのこと。
美味しすぎて言葉も出ない。
｢ニヤニヤしすぎだ気持ち悪い｣
咲夜くんの辛辣な言葉なんて気にも止まらないほど、あたしはご機嫌にケーキを口に運ぶ。
｢こちらのテーブルになります｣
ふと、女のウェイターらしき人が丁寧にあたし達の隣のテーブルを案内しているのに気がついた。
｢夜に甘いもん食べたら絶対太るよ？｣
｢そんなこと気にしないの！
今日は無礼講だ！｣
聞いたことのある声が隣から聴こえて、フォークを持つ手を止めて視線を移す。
｢あれ、…夏樹と…宮野さん…？｣
｢え、A！！｣
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リみみ - ぽきさんは北川大雅です！上からでごめんなさい (2018年6月7日 20時) (
レス) id: e4407b93c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - 名無し君さん» (確かに…)て、テンパってそこまで頭が回らなかったということで！！ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - ミッキーさん» まぜちゃん… (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し君 - 鍵って大家(管理者)に頼べば合鍵で開けてくれるのでは？ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 3a9ab4d4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - 『黄身ちゃんをヘラちゃんでまぜちゃん。』 (2016年12月1日 23時) (レス) id: b0dbcdb014 (このIDを非表示/違反報告)
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