33本目。 ページ34
ぴぴぴ、ぴぴぴ、
部屋に電子音が響き渡って思いまぶたを持ち上げる。
さっさと起きろ、と騒ぐ目覚まし時計の頭を叩きアラームを止めた。
目覚まし時計の時間を確認すると、…2時半。
…ん、2時半？
あれ、なんか今日大事な予定がなかったっけ？
｢のわぁぁぁあぁっ！！！
寝過ごしたっ！！！！｣
今日2時50分から動画撮る約束！！
やばいやばい…もうすぐ始まっちゃうじゃん！！
ベッドから跳ね起きて、すぐさま服を着替える。
顔を洗い、歯を磨いて、朝ごはんがわりのゼリーを口に放り込んだ。
ここまでの所要時間、10分。
やばい、パソコン起動しなきゃ…！！
作業室に飛び込んですぐさまパソコンのスイッチを入れる。
ここまでこのパソコンの起動が遅いと思ったことはない。
やっと起動してSkypeを開く。
時刻は34分。
ぎ、ぎりぎりだ…！！
もう一つのパソコンを起動していると、ポッキーさんからSkype通話がかかってきた。
『もしもしこんにちは！ポッキーです！
今日はよろしくね！』
動画でよく聴く彼の声が聴こえる。
その声音はなんだかとても楽しそうだった。
｢こんにちは！ミルクです！
こちらこそよろしくね！！
ちょっと待ってね、いまパソコン起動してるから…｣
まだ起動してないの！？と笑ったポキくん。
寝過ごしたの、と言うとさらに大声で笑い出す。
あとでこてんぱんにしてやる。
｢笑ってないで打ち合わせやるよー！
先にどっちが殺人鬼する？｣
『ごめんごめん。
そーだなぁ〜…じゃあ僕からでいい？』
｢了解！
その次あたしね！｣
＊＊＊＊
サクサクと話し合いは進み、遂に本番を迎える。
｢じゃあ行くよ、3、2、1……
スタート！｣
ポチリと録画ボタンを押して、実況開始。
『はいどーもみなさんこんばんは！
ポッキーです！！』
｢はろはろー！
ミルクですっ！！｣
｢今日はね、あの殺人鬼と逃走者のゲームをやっていくよ！｣
『このゲームさ、何気に人気だよね』
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リみみ - ぽきさんは北川大雅です！上からでごめんなさい (2018年6月7日 20時) (
レス) id: e4407b93c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - 名無し君さん» (確かに…)て、テンパってそこまで頭が回らなかったということで！！ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - ミッキーさん» まぜちゃん… (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し君 - 鍵って大家(管理者)に頼べば合鍵で開けてくれるのでは？ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 3a9ab4d4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - 『黄身ちゃんをヘラちゃんでまぜちゃん。』 (2016年12月1日 23時) (レス) id: b0dbcdb014 (このIDを非表示/違反報告)
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