【歌い手】まさか....逃げないよね？【まふまふ】

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「ねぇねぇ、人狼ゲームやらない？」





皆お風呂に入ってきて、一息ついたところでれをるが急にそういった。







「いいかも！暇だし...」






私もその提案に乗った。









ここは圏外で、スマホゲームもできない。







「俺、メモ紙とペン持ってる」





センラがそう言ってポケットから紙をペンを出した。






「じゃあ、私がゲームマスターね」







れをるがそう言った。







そして小さくおられた紙を渡され、





そっと中身を見た。









...占い師か。








「いい？見た？じゃあ紙ちょうだい」







れをるが髪を集める最中、






参加者全員で目を合わせた。









皆誰が人狼か疑ってる。







「顔伏せて。言われたら手を挙げてね」







それから人狼、狩人、占い師をれをるが言った。







「はい、じゃあ30秒間話し合って」








「だれ？人狼」





「俺じゃないよ」





「俺占い師」







...センラ、嘘ついてる。






「はい！顔伏せて、






人狼、誰殺す？」







おそらく人狼はセンラだろう。






「占い師、誰を占う？」






私は静かにセンラを指さした。





するとれをるはにやりと笑って、






口パクで何か言いだした。







か、りゅ、う、ど？






狩人？




じゃあ、何でさっき嘘ついたの？






私は煮え切れないまま２回目の話し合いになった。







そして、志麻が殺された。







センラじゃないとすると...誰だ？








残ってるのは、そらるさん、センラ、まふ君。






センラは違うとして、そらるさんかまふ君の二人。








さっきから、そらるさんの表情が怪しい。







どこがと言ったら分からないけど、なんかいつもと違う。









それに比べてまふ君はいつも通り穏やかな表情。







何一つ違わない。







これは、そらるさんだな。







「はい、終了！





誰が怪しいか一斉に指さしてね。せーの！」









私→そらるさん




センラ→そらるさん




まふ君→センラ





そらるさん→私









「はい！そらるさん死亡ー」







よっしゃ！終わった！






そう思ったその時、






「ゲームはまだ終わってませーん」






れをるがそう言った。








え！？じゃあ人狼は...









まふ君ってこと？



だれ一人疑わなかったのに？









この人狼ゲームがまさか、現実になるなんてね。

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