【歌い手】まさか....逃げないよね？【まふまふ】

〜３〜 ページ3

「うっわー...広い！」







キャンプのロッジに来てみれば、







今からキャンプをやるとは思えないほど居心地がよかった。









「じゃあまずはご飯作る？」






センラがそう提案したので、






「いいね、おなか減ったし！」






私はその案に乗った。




すると、何か視線を感じた。







普通じゃない。




鋭い視線。





まさかと思って振り向いてみると、






まふ君は普通の目をしていた。






...よかった。





やっぱ私の気のせいだったんだ。








「一緒に肉焼こ」






まふ君から言われたけど、




さっき志麻からカレーを作るのに誘われちゃったから...








「ごめんねまふ君、私カレー作らなきゃいけないから...」






「あ、うん！大丈夫！行ってらっしゃい」







笑顔でそう言ってくれたので私はロッジの中のキッチンへ向かった。







するとそこには、ジャガイモの皮をむいている志麻がいた。







「大丈夫？手切りそうだけど」






「こんくらいできるよ！まぁ、見てなって」







またぁ、強がっちゃって。







そんなとこも、かわいい。






「手伝ってあげる」







私はもう一つのじゃがいもに手を伸ばした。









.









.









.









「ほんっと、悪い子」








「ん？どした？」








「ううん。なんでもない。






ちょっと考え事してた」

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