立花彩の記憶は知っている～番外編～ (ページ14)

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12話ページ14

パーティー当日
婚約会見も無事に終わり、パーティーが始まる。
すると、原守社長がやって来て私を連れ出したんだ。
「どういうつもりなの貴女。会見をして。別れなさいと言ったわよね。私は凛空さんと結婚したいのに！貴女が邪魔なのよ！」
「でも！！社長とりーくんは付き合っていないですよね？この前話し合ったんです。２人の将来について。私はりーくんが大好きです！なので絶対に別れません！！」
言った。
言いたいことは。
これで諦めてくれるよね、そう思ったんだ。
だけど後ろから
ガシッ
３人の男の人に腕を捕まれた。
「もういいわ。だったら貴女を凛空さんに顔向けできない傷物の体にしてあげる！」
怖いよ。
私は何をされるの。
いじめ？
また、カッターで切られる？
会場内のゲストルームに連れていかれる。
「誰か助けて...ムグッ」
口をタオルで塞がれた。
怖いよ
何をするの。
すると、カッターで服を切られる。
まさか、性的暴力？
本当に怖くて私の目から涙がこぼれ落ちる。
嫌だよ。
りーくん
翼
忍
助けて。
りーくん
男の人にお腹を触られそうになったとき
「りーくんっ！」
タオルの隙間から叫ぶ。
すると、
ガンっ！ガン！
ドアが外れた。
そこには７人の男性が。
「「「「「「「アーヤ！/彩！」」」」」」」
ＫＺの皆とりーくんが。
私の現状を見たときの顔を私は忘れない。
すごい顔を真っ青にさせて次の瞬間皆が視界から消えたんだ。
あれ？
周りを見渡すとボコボコにされてもなお殴り続ける人と私に服を渡してくれる人が。
いつの間に瞬間移動したのかと思うくらい早かったんだ。
りーくんはすぐに連絡して服を取ってきてくれた。
私は素早く着替えて戻ろうとしたとき急に力が抜けた。
ガシャンッ
音をたてて倒れたので皆が飛び込んでくる。
すると、皆が
「助けるのが遅くなってごめん。」
と謝ってきたんだ。
「大丈夫だよ。助けてくれてありがとう。」
というと傷ついた皆の顔が。
「アーヤ。手、震えてるよ。怖かったでしょ。泣いて良いよ。」
翼が言ってくれた。
泣き出した私をりーくんは抱きしめて背中を撫でてくれたし皆は頭を撫でてくれた。
そんななか忍私の髪飾りに手を伸ばす。
？
今日りーくんがくれたものだった。
なんだろう。
すると、急にそれを壊したんだ。