検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:39,713 hit

第1章 ページ10

私が尋ねると凛月はスマホを私の手の中から取りだし、
「多分、野菜はあった……」
と、言いながらスマホを操作しはじめた。


なんだろう?
気になったので、肩に頭を近づけてスマホを覗く。


見えたのは、LEINのトーク画面。
よく見えないから分からないけど、あんまり会話してないらしい。

誰だ?
気になる。とりあえず気になり過ぎる!

「なにしたん?」
痺れを切らした私は、顔を見上げて聞いた。
凛月はスマホに目を向けたまま

「……嫌だけど……兄者に魚頼む」
凄い表情で言って、メッセージの送信ボタンを押した。


へー、零様が来るんだ。


ん?んん!?待って!
兄弟集合するの!?
てか、今更だけど両親様は!?

えぇ!?

あわあわと、口を開けたり閉めたり無意識にいてしまう。

うわぁ!!まてー!心の準備っ!

の、時間ならまだあるか。

冷静になったり興奮したり凄い心情だと自分でも思う。
感心するー。とかは、あんま思わないがな!

「……何、魂抜けたみたいな顔してんの?……手伝ってくれない?」

「あ、え、ふふ!?さーせんした!」
いつの間にかトマトを切りだしたりっつーに言われて、少しキョドりながら謝る。

てか、私、間抜けな顔をしてたのね。
ん、まあ、いいや。


私も野菜を切ろうと、凛月の隣に立つ。
包丁をとりだして、ズッキーニを手に取った。

第1章→←第1章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ももいちご。(プロフ) - 柊葉 美恋さん» いえいえ! 頑張ってください(^^♪ (2017年5月28日 23時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - ももいちご。さん» 擬人法と情景ですね…ありがとうございます!お礼遅れてしまい申し訳ありませんでした!これからも頑張ります。 (2017年5月28日 22時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - 少しずつ入れていくといいのかもしれません。あと、擬人法もあったほうがより味のある小説になると思います!! このくらいのアドバイスしか出来ませんが、これからも更新頑張ってください(´˘`*) (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! あんスタは友達が好きなので少しは分かりました! 面白かったです! 1つアドバイスさせていただくならば「情景」が物足りなかったかな…と。しかし入れすぎてもこの小説の雰囲気を壊してしまうので、 (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - 日向サクさん» コメントありがとうございます!背後からギュは王道よね〜。期待に答えられるよう零が登場してくるところを増やして行きます!これからも宜しくお願い致します! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柊葉 美恋 | 作者ホームページ:(*/□\*)  
作成日時:2016年10月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。