僕の1番大切な人(白澤)

伝える思い ページ29

あ「皆さん、今日はここへお集まりくださりありがとうございます。

私がここ(あの世)へ来たばかりの頃、右も左もわからない私にいろいろ教えてくださって、助けてくださって本当にありがとうございました。これは感謝してもしきれないです。」




そう告げ私は周りのみんなを見渡す。





_____そう…この人達がいなければ私はこんなあたたかい思いをすることができなかった。


楽しく日々生活をすることもできなかったであろう…。



そんな思いをはせながら私はまた言葉を続ける



あ「…そして、白澤さん。」


あ「貴方の店に初めて私が行った時、困ってる私に多くの質問を一つ一つ丁寧にしてくれましたね。
あの時、まさか今のような仲の関係になるとは思ってもいませんでしたが、陽だまりのように凄く優しくて暖かくて、好きだな…と感じてました。」




何故だろう…恥ずかしいことを言ってるのはわかる。


でも、感謝の気持ちを…素直な私の気持ちを今伝えたいという思いが込み上げてくる。




あ「私、生きていた時、こんな感情を抱いたことはありませんでした。

白澤さんと出会って、周りの人に支えられながらいろんな思いを抱くことができて…凄く、幸せです。

言い方おかしいし、バチが当たるかもしれませんが、私死んでよかったと思います。

白澤さんとはこれからもいろいろなことが起こると思いますが、二人で乗り越えていきたいです。

皆さんにはこれからも迷惑を沢山かけると思います、ごめんなさい。。

…でも、私が力になれる事があれば、皆さんも頼ってくだされば嬉しいです。」




____勿論これだけではない。



ただ、これ以上はこれからの長い時間をかけて、少しずつ話していこうと思った。



お香「こちらこそよ。とっても嬉しい言葉をありがとう」


お香さんはそう言い、にこやかに笑いながらも、涙をこらえていた。



白「なんだか…プロポーズみたいだね。少し照れちゃった。

それと僕の方こそAちゃんにお世話になってるし、何よりも大好きだよ。」



優しく笑って白澤さんはそう告げた。




他の皆も微笑んだり、涙を流したりなどという反応をした。


鬼灯様に至っては、笑ったりとしてたわけではないが、今までに見たことのない優しい顔を浮かべていた。



ーーーーーー
イベントストーリでした！
皆様もメリークリスマス。

季節の移り変わり→←心温まる空間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す