六 ページ9
山崎さんsideーーーー
昨日の任務の経過報告をまとめていると副長が俺の部屋に来た
土「山崎いるか？」
烝「はい何か用ですか？」
土「いや急ぎじゃねぇんだが…仕事が終わり次第道場に来い」
何故急に…そういえば昨晩医務室のあたりが随分と騒がしかったようだが…
土「頼んだぞ」
烝「はい承知しました」
パタン←障子のしまった音
…さてそうと決まれば一刻も早く報告をまとめ上げなくては
30分後・・・・・
烝「ふぅ…」
やっと終わった…少し喉が渇いたな…厨で茶を飲んでから向かうとしよう
----厨-----
確かここに湯呑が…
人影？誰かいるのか？
烝「誰だ」
声をかけると人影はゆっくりとこちらを振り返った
貴「僕はAです昨晩沖田さんに拾われてここに来ました」
副長が俺を呼んだ理由と昨晩医務室が騒がしかった原因が理解できた
拾われたということは恐らく敵ではないのだろう
烝「俺は山崎烝だ…ところで拾われた者がなぜ厨に…その様子ではまだ傷も癒えてないだろう？」
見た限り腹は包帯で止血されてはいるがまだ血も止まっていないようだ
体全体に浮かぶ切り傷も痛々しい
貴「大丈夫です少し傷が開いているくらいなので」
そんな状態でいったいどこが大丈夫と言うのだ
烝「…着物から血が広がっている者を大丈夫とは言わない……こちらへ来いせめて包帯だけでも取り替えておこう」
貴「でも僕千鶴さん達に金平糖を持って行かないと…」
烝「それぐらい後からでも間に合う」
貴「わ、分かりました」
俺はいつも消して忘れる事のなかった副長の命を初めて忘れかけた
〜医療室〜
烝「よしこれで多少は大丈夫だろう」
貴「ありがとうございます山崎さん」
手当ての最中俺はずっと考えていた…この子供肌は白いしどの目線から見ても痩せすぎている袴をはいていたから多分男だとは思うが…恐らくそこらの芸者や花魁よりかは顔立ちが随分と整っている
手当てが終わると俺は真っ先にそのことを切り出した
烝「…これは俺の意見に過ぎないんだが…君はいくらなんでも痩せすぎだ肌も白すぎるこのままではいずれ体を壊す」
と言っていたのに一人で金平糖の壺を運ぼうとする彼に注意を促したがそれと同時に…
可憐だと思ってしまった
この気持ちを山崎さんが恋だと気付くのはまだ先のことだった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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yuumicyo(プロフ) - 何かのアニメとコラボしてみてください。 (2018年9月14日 23時) (
レス) id: d8a7d6ff53 (このIDを非表示/違反報告)
yuumicyo(プロフ) - 何時も楽しく読ましてもらってますっ！ (2018年8月5日 23時) (レス) id: d8a7d6ff53 (このIDを非表示/違反報告)
みっかり(プロフ) - yuumicyoさんコメントありがとうございます引き続き頑張っていきます！！ (2018年7月24日 22時) (レス) id: fee40171af (このIDを非表示/違反報告)
yuumicyo(プロフ) - これからも頑張ってください。m(_ _)m (2018年7月24日 0時) (レス) id: d8a7d6ff53 (このIDを非表示/違反報告)
みっかり(プロフ) - ありがとうございます！そう言ってもらえてうれしいです！！ (2018年7月23日 22時) (レス) id: fee40171af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっかり | 作成日時：2018年5月24日 22時
