驚きの朝 ページ7
『ん、んぅ……?』
何か少しだけ体が重い気がする。
少しじゃなくて、まず起き上がれないくらいに重い。
『だ、れ…?』
「あ、起きた?」
目を開けると、至が居た。しかも私の上に…!!
『っ……ばかあぁぁぁぁ!!!!』
至「ちょっ、なんで叫ぶの」
『バカじゃないの!?ほんっっとにバカ!!』
私が叫んだからか、部屋の外から何人かの急ぎの足音が聞こえてくる。
咲也「ど、どうかしたの!?…って、至さん!?」
綴「はぁ!?」
至「あ、咲也と綴じゃん。おはおは」
咲也「お、おはようございます!」
綴「じゃなくて、なんで花園さんの上に乗ってるんすか!?」
至「監督さんに、起こしに行って来てって言われたから起こそうと思ってさ」
『普通に起こして…!』
至「あー、ごめん」
綴「下手すれば犯罪っすよ!」
咲也「た、確かに…」
『次からは許さないよ?』
至「りょ。じゃ、リビングに行きますかー」
朝からあんな驚きはいらないな……。
______________
あんな事もありながらも、とりあえず普通に朝食を食べて今は劇場の中にいる。
次の公演に向けての夏組オーディションだ。
支配人「オーディション、人来てくれますかね…」
あ、因みに支配人とはさっき知り合った。昨日はたまたま居なかったらしい。
いづみ「前回はどうだったんでしたっけ?」
咲也「オレ一人でした」
支配人「マンツーマンでしたね」
咲也「何も聞かれずに即、【採用】って言われました」
『適当すぎる……』
春組+裏方の私達が話していると、扉が開いた。
入ってきたのはチャラそーな人と、女の子?みたいな人。
「こんちはー」
「どーも」
いづみ「あ、いらっしゃい!二人とも、来てくれたんだね」
『…知り合い?』
私は横にいた、碓氷君に問いかけた。
真澄「…まぁ」
と、短めの返事が返ってきた。
咲也「一成くん、幸くん!?」
綴「もしかして、スカウト枠って二人のことっすか?」
『…どっちがどっちなのか分からない』
至「チャラいのがカズもとい一成で、女の子みたいなのが幸ね」
私の呟きが聞こえたのか、至が教えてくれた。
『ん、ありがと』
幸「まだ、やるとは決めてないから」
いづみ「そうなの?」
幸「一応今日、話を聞いてから決めるつもり」
一成「オレはオッケーっすよ。面白そーだし。
つづるんよろー」
皆木さんは【つづるん】って呼ばれてるんだ…。
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かはら - ろいさんの作品大好きです!頑張ってください! (2021年1月4日 16時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね!?すみません!!すっごく前からこの作品見てます!好きです!!ありがとうございます!! (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか!?まじですか!? (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» はい!よろしくお願いします! (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろい | 作成日時:2018年5月20日 19時