10回目 ページ10
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回を増す事に激しくなるそのキス。
もう自分が何をしているのか何をされているのかよく分からなくて意識が朦朧とする。
ただくちゅり、と恥ずかしげな音がトイレに響いてそれが一層、気を可笑しくさせる。
「っは、……やっぱり、Aの口の中キモチイイね」
自分の口の端についた唾液を舌で舐め取りながらそう言った花子さん。
そう言われた私はもうそれどころじゃなくて。息を整えるので精一杯。
「ありゃ、酸欠になっちゃった?
ん〜、流石に深いちゅーはやりすぎたカナ」
花子さんに抱きつくような形で息を整えている私。トントン、と一定のリズムで背中を優しく叩いてくれるそれがやけに心地よくて、目を閉じた。
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「エッ、この状態で寝るの??
…俺の気も知らないくせによく寝るよ、このまま寝込み襲われても文句言えないからね」
俺にもたれかかって眠るその子の今の格好は完璧な餌状態。
はーあ、あれ程虫除けしてたのになーんでつかさがAのこと狙っちゃうかなあ。
別に俺だって繋ぎ止めようと思えば出来るよ、でもそれは手段を選ばなければの話で。
とりあえずトイレに座らせてまだ平たいAのそのお腹の下の部分を優しく撫でる。
ナカが許されなくても無理やりいれて制服とか切っちゃったりしてその身体とか見て弄ってぐちゃぐちゃにすることだって俺からすれば容易いこと。
「っん、……」
喘ぎが混じったその声だって毒。
でもそんな声を聞かずともつかさはAにちゅーして首と耳の後ろにキスマークとか付けちゃったりして…所謂、キモチイイ行為を2人はしたのだ。
今度またそんなことがあったら本気で【ピー】して【ピー】して激しくして立てなくしてやる。
「唇、血ぃ出てるよー」
小声でそう言ったのは良いけど起きる気配はない。このままなのも可哀想だからぺろりと舐めとる。
はーあ、かわいそ。
フニフニで血色よかったAの唇がこーんな血が滲んで歯形でガサガサになっちゃうなんてさ。
こんなことになるならもっと早く深いちゅーしとけば良かった。
…ま、これからはこういうことも出来るって意味もあるし。早く慣れてもらっていっぱいシたいなぁ、
「ね、A。やっぱり俺はAが居なきゃヤダ。だから早く起きてもっといっぱいそういうコトしようね」
俺無しじゃ生きられない身体になればいいのに、ね。
半ば俺だけの願いをAに向かって宣言して俺も目を閉じた。
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作者名:ろい | 作成日時:2020年1月21日 0時