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コミュニケーションと好きな色 ページ26

与一がそう言った瞬間、遠くの建物が目にも留まらぬ速さで破壊された。


『すっごいねぇ…』


私は破壊された建物を見つめる。
……跡形もなく消えてる。


与一「やったよ、みんな!」

優「…って、いまおまえ外に鬼出してなかったか!!?」

与一「へ?…あ、うん。出したけど」

優「おい、シノアどういうことだよ!!
あいつ、具現化できんじゃねぇか!!」

優「あいつにだけ修行したのか!?」


手を上に振り回す優ちゃん。
余計にバカっぽいよね…。


シノア「与一さんはもともと【鬼呪】の制御能力が異常に高かったので、自力で覚えちゃったみたいですね〜」

『与一、すごいね』

与一「あ、あはは…」

優「おまえすげぇな!どうやったんだよ!!」


上から降りてきた与一と私の周りをグルグルと回るように訊ねる優ちゃん。


与一「んと、たいしたことはしてないんだけど、夜寝る時とか鬼といっぱい喋ってたら、なんかできるようになったかな〜」

『ふーん…コミュニケーションか』

優「はぁ?うちの鬼は俺のこと乗っ取ろうとする時しか出てこねぇんだけど」

与一「え、そうなの?」

『…優ちゃん、鬼に嫌われてるんじゃないの?』

優「真面目な顔して言うなよ!?」

『半分冗談だよ』

優「…だいたい鬼なんかとなに話すんだ?」

与一「ん〜、昨日は何色が好きなのかって話をしたかな」


話の内容があんまり人間と変わらないよね…?


『優ちゃんも聞いてみたら?』

優「おい、阿朱羅丸。おまえ何色が好きなんだ?」


優ちゃんが腰にある剣に…阿朱羅丸にそう聞いても返事はない。


優「無視すんなあああああああああ!!!」

君月「相変わらずうるせぇ奴だなぁ」

蛍丸「(阿朱羅丸、性格悪いからね〜)」

『(あれ、そうなんだ?)』

蛍丸「(うん、かなり悪いよ〜?)」


悪意でもあるのかな…?

そんなことを思っていたら今度は君月が鬼に話しかけていた。


君月「じゃあ…ちょっと見てろ。
おい【鬼籍王】答えろ。おまえの好きな色ってなんだ?」


まぁ、もちろん。答えはない。

優ちゃんの顔はアホらしさ全開の顔をしていた。


『バカだねぇ……』

君月「そんなこと言うならお前も聞いてみろよ!」

優「できなかったらAもバカだな!」

『はぁ……。
【蛍丸】の好きな色を教えて』

蛍丸「俺は蛍の色と血の色が好きかなぁ〜」


そんなことを言って、消えた。


『予想外の答えすぎるでしょ…』

暴走と視線→←ちゃんとした使い方と訓練



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まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年4月1日 23時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - シオンさん» コメント、ありがとうございます!そうですよ〜!刀剣乱舞の蛍丸をイメージにしています (2018年8月12日 21時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 最初から読ませていただきました!面白くていいと思いました!更新頑張ってください!それと質問で、夢主の黒鬼装備の鬼って刀剣乱舞の蛍丸ですかね? (2018年8月12日 12時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 五月七日さん» ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです!応援してます!更新待ってます! (2018年7月26日 20時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろい | 作成日時:2018年7月11日 14時

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