想いの力�� ページ9
ニルヴァーナ
1番魔水晶(ﾗｸﾘﾏ)――
金色の炎を纏ったナツが、
ゼロに体当たりした。
「フン」
ゼロはそれを鼻で笑いながらガードしたが、
その隙をついたAが造形魔法の構えを取った。
『氷双剣!!』
氷の双剣を造り出した後に
Aが勢い良くそれを振り下ろすが、
ゼロは余裕の笑みを浮かべたまま回避した。
「ダークグラビティ!!」
「ぐあぁぁああっ!!」
『きゃああああっ!!』
ズガガガッ――
ゼロの両手から放たれた重力の衝撃波によって、
Aとナツは最下層へと落下していった。
『ナツー!!』
「A!!」
最下層へと落下する中で互いに手を伸ばした後、
ナツの手を掴んだAは自身の大きな翼で
足場が安定している所まで飛んだのだった。
「危ねェ…ありがとな!A!!」
『うん!…ナツ!上!!』
Aとナツが上を見ると、
２人を追う様にゼロも落下していた。
ゼロは落下しながら魔法を放ち、
それをナツは足から噴出した推進力によって
バク転するかの様に後ろに大きく跳んで回避し、
Aは翼で上空に飛んだ。
「A!!」
『いくよ!!』
ゼロの攻撃を避けたナツがAに声をかけた後、
2人は同時に攻撃の体勢に入った。
「『火竜の…/氷雷の…』」
「『咆哮!!/礫!!』」
Aとナツの魔法が合わさって炸裂し、
辺りに小規模の爆発を起こった。
『来るよ!!』
「!!」
爆風の中から現れたゼロは、
ほぼ無傷だった。
「A!援護は頼んだ!!」
「ちょっと!ナツ!!」
Aの背後から飛び出したナツは、
右手に炎を纏ってゼロに拳を振るった。
対するゼロも魔力を纏った拳で迎え撃ち、
２つの拳が直撃したのだった。
『アイスメイク…弓兵!!』
「どうやらその力…
まだ完全には引き出せてねぇようだなァ!!
常闇奇想曲(ﾀﾞｰｸｶﾌﾟﾘﾁｵ)!!!」
「ぐはぁっ!!」
『きゃぁぁあっ!!』
ナツの背後からAは氷の矢を繰り出したが、
ゼロはナツとぶつける拳とは反対で魔法を放って
Aとナツは吹き飛ばされたのだった。
「こんなモノか!!?
ドラゴンと妖精姫の力は!!
太古の世界を支配していたドラゴンの力と、
膨大な魔力を持つ妖精姫の力は、
この程度かー!!!」
「がはっ!ごあっ!!」
『ぐっ!あぐっ!!』
ゼロはそう叫びながら、
地面に横たわるAとナツの身体に
何度も容赦なく蹴りを入れた。
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ゆき(プロフ) - マナさん» 膨大ではあるものの他のキャラ達の様に主人公の魔力も有限で、治癒魔法を使うたびに大量の魔力を使うため、連続して使うと魔力切れを起こしたりします。 (12月15日 22時) (
レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» この話の主人公は魔力が膨大なんでしょうか？？ (12月15日 16時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» 主人公は魔力が膨大なんですか？ (12月15日 12時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - マナさん» マナさん初めまして！ネタバレになりそうな部分でしたらお答え出来ませんが何でしょうか？ (12月15日 10時) (レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんにちは！グレイオチで教えてほしいのですが…大丈夫ですか？ (12月15日 6時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年12月15日 0時
