想いの力�� ページ8
「この力…
エ―テリオンを
食った時と似てる」
『これが私の…真の力!?』
ナツとAは驚愕しながら、
自身の手を見つめていた。
『何だか自分の力が、
2倍にも3倍にもなった気がする…』
「A…その姿…」
『ナツ!今ならゼロを倒せるよ!!
魔力がもう底をついてるのに、
身体から魔力が溢れ出しそうなの』
ナツの目に映った微笑むAの姿が、
背中に生えた大きな翼と相まって
本物の天使かの様に見えた。
「(滅竜魔法の最終形態!
その魔力はドラゴンにも
等しいと言われる全てを破壊する力)」
信じられないものを見るかの様に
ナツを見つめていたゼロの瞳は、
次にAへと移した。
「(さっきの戦いでは感じなかったが、
"あの男"に似た全てを滅ぼすかの様な
膨大な魔力を感じる…)」
ゼロはそこまで考えると、
邪悪な笑みを浮かべたのだった。
「(破壊…全てを滅ぼす…)面白い。
来い、ドラゴンと妖精姫の力よ」
そうして、
新たな力と魔力を得たナツとAは
ゼロへ向かったのだった。
ニルヴァーナ 3番魔水晶(ﾗｸﾘﾏ)――
作戦決行まであと5分のタイミングで、
ルーシィとハッピーは到着した。
「ルーシィ、大丈夫?」
ハッピーが心配そうに声をかけるが、
ルーシィはその場に座り込んでしまっていた。
「見栄とかはってる場合じゃないのに…
"出来ない"って言えなかった。
もう…魔力が全くないの…」
先程のAの治癒によって
身体の傷や痛みは引いていたものの、
魔水晶(ﾗｸﾘﾏ)を破壊出来る程の魔力はなく、
ルーシィは悔し涙を流していたのだった。
「それでも、
ウェンディのギルドを守りたい。
俯いていたくない…
だからあたしは、最後まで諦めない」
その強い意志で、
何とか立ち上がったその時――
「「時にはその想いが力になるんだよ」」
「「!!?」」
背後から聞き覚えのある声がして、
ルーシィとハッピーは振り返ったのだった。
「「君の想いは僕達を動かした」」
「ジェミニ!?」
「エンジェルの星霊だ!!」
そこにいたのは、
黄道十二門の1体であり
エンジェルの星霊である筈の
双子宮のジェミニがいた。
「「ピーリッピーリッ」」
ポンッ――
するとジェミニは、
ルーシィに変身した。
「僕達が君の意志になる。
５分後にこれを壊せば良いんだね?」
突然現れた思わぬ助っ人に、
ルーシィとハッピーは涙を流して喜んだ。
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ゆき(プロフ) - マナさん» 膨大ではあるものの他のキャラ達の様に主人公の魔力も有限で、治癒魔法を使うたびに大量の魔力を使うため、連続して使うと魔力切れを起こしたりします。 (12月15日 22時) (
レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» この話の主人公は魔力が膨大なんでしょうか？？ (12月15日 16時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» 主人公は魔力が膨大なんですか？ (12月15日 12時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - マナさん» マナさん初めまして！ネタバレになりそうな部分でしたらお答え出来ませんが何でしょうか？ (12月15日 10時) (レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんにちは！グレイオチで教えてほしいのですが…大丈夫ですか？ (12月15日 6時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年12月15日 0時
