不審な依頼書 ページ40
『どれにしようかな…
あ、これって…』
依頼板(ﾘｸｴｽﾄﾎﾞｰﾄﾞ)の前で
Aが仕事を吟味していると、
とある依頼書が目に入った。
『これ、正式な依頼書じゃない…』
「その依頼書、
今朝誰かが貼ったみたいなのよ」
『ミラ!』
Aが不審な依頼書を見ていると、
そこに依頼書の記録書を持った
ミラがやって来た。
『依頼主の名前はないけれど、
これ…受けても良いかな?』
「えぇ…
でも正式な依頼書ではないから、
もしかしたらちゃんとした報酬は
貰えないかもしれないわよ?」
『それは大丈夫だよ!』
「ねぇ、A!
何の依頼にしたの?」
『これだよ』
Aが依頼書を手渡すと、
ルーシィは依頼内容を読み上げ始めた。
「"オレの大事な相棒を探して下さい"
これって…人探しの依頼?」
『ルーシィ、依頼書の下の方を見てみて』
「どれどれ…
"相棒は白色のチョッキを着ていて、
赤茶色の毛のオスのネコです"…ネコ!!?」
ピクッ――
するとその時、
A達の会話を聞いていた
ガジルが反応した。
『この依頼主、
筆跡的に子供だと思うんだ…
この子は相棒と離れ離れになって
寂しい思いをしているだろうし、
早く見つけてあげたいんだ』
「そっか…
それならあたしも――「オレも行く」」
ルーシィの言葉を遮る様に、
突然ガジルがA達の前に現れて
そう言ったのだった。
「ちょっと!
あたしが先に言おうとしてたのに!!」
『ガジルも来てくれるの?』
「依頼内容のネコに、
ちょっと用があってな…ギヒッ」
『凄く助かるよ!
依頼書に詳しい場所が書かれてないから、
ガジルの鼻を頼りにしてるね!!』
「ちょっ…!
Aはガジルと、
2人で行く気なの!!?」
咄嗟にルーシィは、
ガジルと仕事に行こうとする
Aを引き留めた。
『うん!
たまにはナツ達以外の人と、
仕事に行くのも楽しそうだし!!』
「そ、そう…
Aが良いなら良いけど…」
「アァ?
オレが妖精姫と、
仕事に行くのが不満ってか?」
「い、いえ…
何でもありません…」
ガジルの強面に怯んだルーシィは、
エルザとウェンディがいるテーブルへ戻った。
「Aとガジルかぁ…
あの2人、大丈夫かな…」
「どんな奴とでも
仲良くなれるAなら、
きっと大丈夫だ」
エルザがそう言った後、
ルーシィは仕事に出かける
Aとガジルの背中を
心配そうに見つめたのだった。
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ゆき(プロフ) - マナさん» 膨大ではあるものの他のキャラ達の様に主人公の魔力も有限で、治癒魔法を使うたびに大量の魔力を使うため、連続して使うと魔力切れを起こしたりします。 (12月15日 22時) (
レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» この話の主人公は魔力が膨大なんでしょうか？？ (12月15日 16時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» 主人公は魔力が膨大なんですか？ (12月15日 12時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - マナさん» マナさん初めまして！ネタバレになりそうな部分でしたらお答え出来ませんが何でしょうか？ (12月15日 10時) (レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんにちは！グレイオチで教えてほしいのですが…大丈夫ですか？ (12月15日 6時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年12月15日 0時
