置き手紙 ページ39
朝方、Aの家――
ウェンディとシャルルが、
妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)に加わって3日が経った。
『ふわぁ…よく寝た…
あれ?まだグレイは来てない…?』
Aが起きる頃に
いつもグレイが迎えに来るのだが、
この日は珍しくいなかった。
『グレイが寝坊なんて珍しい…
六魔将軍(ｵﾗｼｵﾝｾｲｽ)との戦いの疲れが、
まだ残ってたりするのかな?』
Aは身支度を整えた後、
自宅から歩いてすぐにある
グレイの家へ向かった。
『(いつもグレイが
私の事を迎えに来てくれてたから、
今日は何だか新鮮だなぁ…)』
そう思いながらAは
鞄からグレイの家のスペアキーを取り出し、
扉を開けて中へ入ったのだった。
『グレイー?まだ寝てるの?』
Aは家に入って
すぐに寝室へ向かったが、
そこにはグレイの姿はなかった。
寝室から出ようとしたその時、
折り畳まれた紙がベッドサイドテーブルに
置いてあるのを見つけた。
Aはそれを手に取ると、
中身を確認した。
『"I'm going to work."
仕事に行ってくるって…1人で?』
グレイはA宛に書き置きを残して、
1人で仕事へ行ってしまっていた。
『(1人で仕事に行くなら、
直接言ってくれても良かったのに…)』
Aはその紙を鞄に入れると、
グレイの家を出てギルドへ向かった。
妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ) ギルド内――
ギルドに来て早々、
Aはルーシィ達に声を掛けられた。
「A!おはよっ!!
あれ?今日はグレイと一緒じゃないの…?」
「Aが1人で、
ギルドに来るのは珍しいな」
「Aさん、おはようございます」
『ルーシィ、エルザ、
ウェンディ、おはよう!
グレイは1人で仕事に
行っちゃったみたいなの』
「1人で?」
「A、グレイと喧嘩でもしたのか?」
『してないよ!!』
A達の会話を
聞いていたウェンディは、
首を傾けながら尋ねた。
「あの…
Aさんとグレイさんって、
いつも一緒に仕事へ行くんですか?」
『うん!
私とグレイは、
チームを組んでるしね!!』
「それもあるけど…
グレイはすぐに嫉妬しちゃうものねー」
「…?」
ルーシィの言葉の意味を
理解していないウェンディをよそに、
エルザはAに今日の予定を尋ねた。
「それでAは、
今日どうするんだ?」
『今日はグレイがいないし、
私も1人で仕事に行ってこようかな!』
Aはそう言って、
依頼板(ﾘｸｴｽﾄﾎﾞｰﾄﾞ)へ向かったのだった。
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ゆき(プロフ) - マナさん» 膨大ではあるものの他のキャラ達の様に主人公の魔力も有限で、治癒魔法を使うたびに大量の魔力を使うため、連続して使うと魔力切れを起こしたりします。 (12月15日 22時) (
レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» この話の主人公は魔力が膨大なんでしょうか？？ (12月15日 16時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» 主人公は魔力が膨大なんですか？ (12月15日 12時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - マナさん» マナさん初めまして！ネタバレになりそうな部分でしたらお答え出来ませんが何でしょうか？ (12月15日 10時) (レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんにちは！グレイオチで教えてほしいのですが…大丈夫ですか？ (12月15日 6時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年12月15日 0時
