妖精達の歓迎会�� ページ38
「今日は宴じゃー!!」
≪おおおおっ!!≫
マカロフが宣言すると同時に、
ギルド内で歓声が上がった。
そして、
いつも騒がしいギルドが
倍以上にも騒がしくなっていったのだった。
「ウェンディとシャルルの歓迎会じゃー!
騒げや騒げっ!!」
「ミラちゃーん!ビール!!」
「はいはーい」
「うおおおっ!燃えてきたぁぁ!!」
「きゃあああ!あたしの服ー!!」
「良いぞー!ルーシィ!!」
ナツに上半身の服を燃やされたルーシィは、
泣き叫びながらナツに怒った。
「グレイ様、浮気とかしてませんよね」
「な…何だよソレ!」
『それは安心して大丈夫だよ!
連合軍に参加した女の子は、
蛇姫の鱗(ﾗﾐｱｽｹｲﾙ)に1人いたけど…
その子はグレイに見向きもしてないから!!』
「おいA!?何言ってんだよ!!?」
『あんまりジュビアに、
心配かけちゃダメって事だよ!』
「意味分かんねぇよ!!」
ジュビアの質問の意味が分からず
グレイが困惑していると、
そこに現れたAが発した言葉によって
更にグレイは困惑した。
「シャルル〜、オイラの魚いる?」
「いらないわよっ!!」
「ねぇ、カナ!聞いてよ!!
Aがねー、兄弟子に告白されたの!!!」
「それ…ホントかい!?
こっちで詳しく聞かせなさいよ!!」
「ジュビアも聞きたいです!!」
「私もー!!」
『ちょっとルーシィ!
みんなに言いふらさないでよー!!』
ルーシィがカナにそう言うと、
それを近くで聞いていたジュビアとレビィも
話が気になって集まって来た。
ギルド内で
酒の瓶や依頼書が飛び交う中、
初めて体験するこの騒ぎを
ウェンディは満面の笑みで眺めていた。
「楽しいトコだね、シャルル」
「私は別に…」
シャルルはそれだけ言うと、
楽しそうに笑うA達の姿をジッと見つめた。
A達を見つめるシャルルからは、
この雰囲気を嫌がってる感じがしなかった。
妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ) ギルド内 2階――
誰にも見つからない様に
その様子を眺めていたミストガンは、
カナ達からリオンについて質問攻めされている
Aの姿を見て微笑んだ後、
ウェンディを見つめた。
「…」
明るく笑うウェンディの姿を見た途端、
ミストガンは静かにその場を去った。
こうして妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)は
ウェンディとシャルルを新たに迎え入れ、
夜更けまでお祭り騒ぎを続けたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - マナさん» 膨大ではあるものの他のキャラ達の様に主人公の魔力も有限で、治癒魔法を使うたびに大量の魔力を使うため、連続して使うと魔力切れを起こしたりします。 (12月15日 22時) (
レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» この話の主人公は魔力が膨大なんでしょうか？？ (12月15日 16時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» 主人公は魔力が膨大なんですか？ (12月15日 12時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - マナさん» マナさん初めまして！ネタバレになりそうな部分でしたらお答え出来ませんが何でしょうか？ (12月15日 10時) (レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんにちは！グレイオチで教えてほしいのですが…大丈夫ですか？ (12月15日 6時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2023年12月15日 0時
