優しい嘘�� ページ31
「マグナ!ペペル!
何これ…!?みんな…」
「アンタ達!!」
光に包まれた
化猫の宿(ｹｯﾄ•ｼｪﾙﾀｰ)のメンバー達は、
粒子となって消えていってしまっているが、
全員穏やかな笑みを浮かべていた。
「どうなってるんだ!?人が消えていく!!」
「イヤよ!みんな…!!消えちゃイヤ!!!」
「騙していてすまなかったな、ウェンディ。
ギルドのメンバーは皆…
ワシの作り出した幻じゃ…」
ウェンディは涙を流しながら、
その言葉に目を見開いた。
「何だとォ!?」
「人格を持つ幻だと?」
『この人数を、
ずっと維持し続けてたの!?』
「何という魔力なのだ!!」
その全てが幻であるという事に、
連合軍のメンバー達は驚愕していた。
「ワシはニルヴァーナを見守るために、
この"廃村"に"1人"で住んでいた」
ローバウルは
自身の身体が粒子になりながらも、
過去の出来事を語り始めた。
「7年前…
1人の少年がワシの所に来た」
"この子を預かってください"
その少年こそが、
ウェンディを助けた
ジェラールだった。
「少年のあまりに真っ直ぐな眼に、
ワシはつい承諾してしまった。
1人でいようと決めてたのにな…」
A達に語っていた
ローバウルの脳裏には、
ある出来事が思い浮かんでいた。
7年前 集落地域――
それは幼いウェンディを、
預かったばかりの頃だった。
「おじいちゃん、ここ…どこ?」
「こ…ここはじゃな…」
幼いウェンディに尋ねられ、
ローバウルは答えに迷っていた。
「ジェラール…
私をギルドに連れてってくれるって…」
そう呟いたと同時に
ウェンディの目に涙が浮かび、
それを見たローバウルは少し考え込んだ。
「ギ…ギルドじゃよ!
ここは魔導士のギルドじゃ!!」
「本当!?」
「なぶら、外に出てみなさい。
仲間達が待ってるよ」
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ゆき(プロフ) - マナさん» 膨大ではあるものの他のキャラ達の様に主人公の魔力も有限で、治癒魔法を使うたびに大量の魔力を使うため、連続して使うと魔力切れを起こしたりします。 (12月15日 22時) (
レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» この話の主人公は魔力が膨大なんでしょうか？？ (12月15日 16時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ゆきさん» 主人公は魔力が膨大なんですか？ (12月15日 12時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - マナさん» マナさん初めまして！ネタバレになりそうな部分でしたらお答え出来ませんが何でしょうか？ (12月15日 10時) (レス) id: 1bec50f28f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんにちは！グレイオチで教えてほしいのですが…大丈夫ですか？ (12月15日 6時) (レス) id: a0ba238726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年12月15日 0時
