妖精の尻尾の姫_11章【FAIRYTAIL】 (ページ48)

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13対6④ ページ48

「我がギルドが
　大陸に誇る天馬、
　クリスティーナで
　拠点もろとも葬り去る!!」

「おぉっ!!」

「魔導爆撃艇!?」

「てか…人間相手にそこまでやる?」

「そういう相手なのだ。
　よいか…戦闘になっても、
　決して1人で戦ってはいかん。

　敵1人に対して、
　必ず2人以上でやるんだ」

ジュラの言葉を聞いたルーシィは、
顔を青褪めながら身体を震わせていた。

「おし!燃えてきたぞ!!
　6人まとめてオレが相手してやるァー!!!」

『ナツ!?きゃあぁ〜!!』

ナツはやる気満々にそう言うと、
Aを連れて屋敷を飛び出したのだった。

「ナツ!!」

「作戦聞いてねぇだろ!!」

「仕方ない、行くぞ」

「うえ～」

「ったく、あのバカ!
　Aを巻き込みやがって!!」

グレイ達は口々に言った後、
ナツとAを追いかける様に
屋敷を飛び出した。

「妖精の尻尾(ﾌｪｱﾘｰﾃｲﾙ)には負けられんな。
　それに…Aに良い所を見せるチャンスだ。
　行くぞ、シェリー」

「はい!!」

「リオン!!シェリー!!」

ジュラの制止を聞かずに
続けて屋敷を飛び出したのは、
リオンとシェリーだった。

「オレ達も行くぞ!!」

「うん!!」

「エンジェルかぁ♡」

それを追うかの様に、
トライメンズも屋敷を飛び出した。

「あわわわ…」

「大丈夫!オイラがついてるよ!!」

屋敷から飛び出す
連合軍のメンバー達に
ウェンディが戸惑っている中、
ハッピーがウェンディとシャルルに
励ましの言葉をかけたが――

「ウェンディ!行くわよっ!!」

「わっ、わっ」

「あっ!待ってよ～!!」

それを無視したシャルルは
ウェンディの手を引いて屋敷から連れ出し、
ハッピーは慌てて2人の後を追った。

「やれやれ」

「メェーン」

そして屋敷には、
ジュラと一夜が残ったのだった。