妖精の尻尾の姫_11章【FAIRYTAIL】 (ページ29)

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金髪美少女コンビ② ページ29

LOVE&LUCKY ギルド内――
そこには闇ギルド
裸の包帯男(ﾈｲｷｯﾄﾞﾏﾐｰ)の魔導士達と、
身体を拘束された状態の上で、
口にガムテープを張られている
LOVE&LUCKYの魔導士達がいた。

「何でえ商業ギルドってくれーだから、
　たんまり金あると思ったのに」

「だから最初から銀行狙えァ良かったんだよ」

「黙れ!時間がねぇ。
　とっとと金、袋に詰めろや」

「へい!!」

リーダー格の男性がそう言うと、
その仲間の男性達が袋に金を詰めていった。

拘束されてLOVE&LUCKYの魔導士達は、
それを見て呻き声を上げていた。

「うるせえっ!殺すぞコノヤロウ!!」

ドォン――
リーダー格の男性が、
天井に魔導散弾銃を発砲したのだった。

「うーうー…」

そんな状況の中、
1人の子供が声を上げ続けていた。

「ア?死にてぇのか?」

リーダー格の男性が問いかけるが、
子供は涙を流しながら拘束を解くために
必死に身体を動かしていた。

「死にてぇんだな!コノヤロウ!!」

「よせって!アニキ!!」

アニキと呼ばれたリーダー格の男性は、
子供に銃口を向けたのだった。

「こっちにはヨユーがねーんだヨ!!」

リーダー格の男性がそう叫んだ後、
複数の銃弾が子供に向かったが――

「タウロス!!」
　
「MOー!!」

『アイスメイク…弓兵!!』

それは1匹の牛と、
氷で造られた矢によって阻止された。

「何だァ!?」

「どこから入って…」

≪(オオッ!!)≫

裸の包帯男(ﾈｲｷｯﾄﾞﾏﾐｰ)の魔導士達は
突然自身達の前に現れた魔法に驚愕し、
LOVE＆LUCKYの魔導士達は
突然現れた希望に目を輝かせていた。

「そこまでよ!!」
　
『観念してください!!』
　
声がした方を見ると、
床に開いた穴の近くに
2人の金髪の美少女がいたのだった。