BTSの長男の日常短編集 2

喧嘩 ページ31

JH「ヨンジュニヒョンがつらかったことに気づけなかった自分のふがいなさややるせなさが行き場をなくしるんです。僕達もそうですよ。ずっと一緒にいたのにヒョンがそんな深刻な状態だったなんて気づけなかった…」

「バレないようにしてたんだから当然じゃん。」


気づかれないように慎重に行動してたのだから当たり前だ。 気づかれてしまったら僕の努力が水の泡なだけだ。なのにみんなどんな顔をするんだろう。わからない。


「心配かけたくなかった。みんなには自分のごとに集中してほしかったんだ。」


僕は何か間違えたのだろうか。どうすれば良かったんだろう。わからなくてもどかしくてイライラする。これも症状の一環なんだろうか。熱もあるせいか回らない頭でそう思っていると扉が勢いよく開いてジナが入ってきて 僕の胸ぐらをつかんで一息にまくしたてる。


JN「つらいならつらいって言えよ!何のためのチームだ!? 何のために一緒に暮らしてる!?助け合うためでしょうが!!どうして何も言わないんだよ！苦しいなら苦しいって、悲しいなら悲しいって言えよ!!どうしてそんな当たり前のことが言えないんだよ！あのツイートの時もそう！ヨンジュナは何も言わない！そんなに僕らが頼りないか？そうだよね！僕らはみんなお前よりバカだもんね！」


JM「ジニヒョン! 落ち着いてください! ヨンジュニヒョンは病人ですよ！」


肩で息するジナをジミナが引きはがす。僕はジナに胸ぐらをつかまれたことや言われたことにものすごく怒りがわいた。


「そんなこと1度も思ったことない！みんなそれぞれ才能に溢れている！怒ってんのか知らないけど八つ当たりでみんなをけなすなよ!!なんでそんな当たり前のことができないかって？わかんないからだよ！僕が欠陥人間だから！どうしたらいいかわからないから！みんなに迷惑だけはかけないようにみんなのことをよく見て関わって、みんなのことを知ろうとしてたんじゃん！僕のそれは…無駄だった!?結局…こんなふうになって…僕のこれは迷惑だった!?もう…わかんないよ…！」


最後の方は息が切れてフラフラとしたところをナムジュナが支えてくれる。心做しか熱が上がった気がする。頭がぐるぐるして気持ち悪い。


NJ｢とりあえずヒョンは病院行きましょう。マネヒョンが着いたみたいなので。ジニヒョンはここにいて頭を冷やしてください。僕が付き添います。｣

僕はナムジュナに支えられながらマネヒョンの車で病院に向かった。

病院にて 1→←告白　2

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