巫女 彩様は知っている

二人の情報 ページ18

そういえば、ふわちゃんがいない

皆が起きた後、休憩するためにカフェに入った

忍はパクパクとチョコレートケーキを食べ、小塚君はショートケーキを食べている

若武はって？

寝てるよ...

疲れたとかなんとかで

黒木君と上杉君は何が起こったか若武の命令で見回りをしているんだ

若武、この事を事件だ！とか言ったりして...

私はため息をし

オレンジジュースを飲むとふとさっき考えていた事を思い出す

ふわちゃん、どこに行っちゃったのかな？

翼「 アーヤ、どうしたの？ 」

前にいた翼がコーヒーを置き私を見る

さすがに、ふわちゃんの事は言えない

彩「 何でもないよ 」

翼はそっかと言いニコッと笑う

...「 絶対守るから 」

あれは、どういう意味だったのかな

その時、ふわっとしたものが私の隣に

見てみるとふわちゃんがいた

ふ『 彩様、ただいまです。ふわ 』

私は、少し声を縮める

彩「 おかえり。ふわちゃん 」

ふわちゃんはふわりと笑った

良かった

私もニコッと笑う

でも、なんだか頭がガンガンとしてあまり上手く笑えなかった

痛い...

でも、皆に心配かけれないから私は我慢した

この頃、本当に倒れることが多いから

昔、ふわちゃんを助ける前はこんな事は無かったんだけど...

そこから、黒木君、上杉君が帰って来て若武を起こす

黒「 若武、起きろ 」

上「 人を走らせといて、何寝てんだ。
やっぱり、単細胞だな 」

若武は上杉君の言葉でピクッと反応した

若「 上杉！俺は疲れたんだよ！ 」

上杉君はふっと笑う

上「 起きた 」

若武は、一瞬キョトンとして怒りを押さえた

若「 ありがとう 」

少し赤くなった若武は少し可愛く見え皆はどっと笑った
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若「 で、黒木調査員、上杉調査員。どうだった？ 」

黒木君と上杉君は少し視線を交わしため息を付いた

黒「 ごめん。なにも出て来なかったんだ 」

上「 俺達は情報を交換しながら倒れた所に行ったが、なにも出てこなかった。情報交換では、わかった所は気を失った所だけ。お手上げだ 」

シーンと沈黙が続く

情報なんてどんなけ探してもなにも出てこない

百鬼夜行のせいだから

'妖力がない人には見えないから'

若「 ご苦労であった。だが、俺達に起こった事は現実だ。もしかしたら、俺達の他にも犠牲者がいるかもしれない！もうこんな事が起こらないためにも、俺達が調べて行くぞ！ 」

私達はため息をしつつもオーと言う

悪い予感は当たった

帰り→←起こそうぜ！

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