1346話 ページ46
✩
｢ほんと、Aは素人からすれば羊どころか狼超えて魔王だよ｣
｢魔王て…れいちゃんポジ取ったら怒られそう｣
｢ふふっ、王様の風格があるってことだよ…♪｣
夜ご飯を食べながら、のんびり談笑していた
サラダにかかってるドレッシングが、それはもうすっごく美味しい…♪
｢俺のバナナあげるから、その苺ちょ〜だい♪｣
｢いいよ〜｣
｢ちくしょう、一瞬びびったじゃねぇか…｣
｢…？あっ、大神さん！｣
何故かひやひやしてる大神さんを見る感じ、お仕事が終わったところなのかな
｢はは〜ん、コーギーも男の子だねぇ…♪｣
｢お前に言われると妙に腹立つ…｣
｢まだご飯食べてないなら、ここ座りなよ。俺とAはもうちょっとここにいるからさ｣
｢うんうん｣
｢両方忙しいんだから、話したいこともあるだろ。変に俺様を気遣うんじゃねぇよ｣
大神さんってこういう配慮は完璧だよね
だからモテるんだろうなぁ…
本人に言ったら変な顔されそうだから、口には出さないけど
｢大神さんと久しぶりに会ったので、私は結構喋りたいですよ〜？｣
｢俺も俺も〜｣
｢リッチ〜は同じクラスだろうが！昨日も教室で会っただろ！｣
｢ぷっ、あはは…♪｣
何だかんだ言いながら、席に座ってくれてる…♪
それにしても、さっきから妙に大神さんからいい匂いがする
｢なんのお仕事してたんですか？｣
｢CM撮影だったんだけどよう。あぁクソッ、なんでこんな肌寒い外で海行かされるんだよ｣
｢あはは…お疲れさまでした｣
だからこんなにいい匂いがしてたのか…
大変そうだなぁ
その後も、のんびり三人でお話していた
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年4月5日 0時
