幸せのおすそ分け２７【あんスタ】 (ページ42)

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1342話ページ42

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Aちゃんと初めて共演した時、あの子のインカムが壊れてた

まぁ本当はあかりが仕掛けてたらしいけど

｢…！｣

『～♪～♪』

｢アイドルなら、もっと胸張りなよ…♪｣

｢は、はい！｣

俺のマイクを貸してた時、間近で見るとAちゃんが不安でぶるぶる震えてるのが分かった

今までになかった不祥事だったもんねぇ

その時のAちゃんの表情を見てたから、俺はあの時いらつきながらも冷静でいられた

くまくんは俺の逆で、だからキレたんでしょ

お姫さまは勘づいてなくても、Aちゃんは近くにいる人まで気を遣う余裕がなかったから

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｢｢～♪｣｣

｢はっ、はぁ…ど、どうでしたか？｣

｢おまえ…本当にAなのか！？｣

｢え！？は、はい…そうですよ｣

今までのAちゃんのパフォーマンスは眩しすぎた

Trickstarにいる、無駄にキラキラしてるあいつみたいな感じ

見る分には楽しくて良いけど、隣にいると焼き付くされそうな恐怖心が襲うんだよねぇ…あぁいうの

｢Marvelous…！私も隣で踊っていましたが、以前と比べ物にならない安心感がありました！｣

｢な、何かしらこの感じ…言葉が出てこないわ…｣

でも今日は…いや、ついさっきのは違った

前まではAちゃんが上手すぎてこっちのプレッシャーが凄かった

そのはずなのに…

｢…強くなったねぇ｣

｢えへへ、ありがとうございます！｣

誰でも癒せる、本物のひつじさんになれたんだね