幸せのおすそ分け２７【あんスタ】 (ページ14)

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1314話ページ14

✩

｢とても素敵な企画をありがとうございます♪｣

｢いえいえそんな！当然のことをしたまでですよ！｣

なるほどなぁ～…

話を聞いてて何となく分かった

逆恨みされるのも怖いし、ここはどうにか穏便に話を進めたい

｢確かに素敵な企画ではありますが…オーナーさんは私を五人相手じゃ適わないとお考えで？｣

｢え？そ、そういう訳じゃ…｣

｢よかった！そうですよね！なら新人だけでなく、彼らも含めたKnightsの共演なんてどうですか？｣

｢え…？｣

｢バックダンサーではなく華のある彼らを隣に並べたりしたら、もっと素敵な企画になると思うんです…♪｣

やっぱり、私を見くびってるんだ

だから新人たちを蹴散らして、ストレス発散がしたかったんだろうね

｢まさか、それだとMessiahがKnightsに負ける…だなんて思ってませんよね？｣

｢ま、まさか…そんな…｣

｢ならどうして、新人に限定するだけでなくバックダンサーのみを彼らに任せたんですか？｣

｢私はただ、AさんがKnightsよりも強いことを皆に知ってほしくて…｣

余計なお世話

そう言いたかったけど、喧嘩するつもりはないしね

これも一種の愛情なんだろうな

｢新人育成が目的なら、Knightsの経験者たちと手を組む方が得策だと思われます｣

｢た、確かにそうですね！さすがAさん！｣

｢えへへ、ありがとうございます♪｣

言いくるめちゃえばこっちのもんだよね

舐められたらそこで終わり

｢それでは、この案を変更しても宜しいですね？｣

｢はい！もちろんです！｣

｢ふふっ、意見が合って嬉しいです♪｣

だから最後まで、堂々としてないとね