幸せのおすそ分け２２【あんスタ】 (ページ9)

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1059話ページ9

✩

｢美味しいよ！A先輩にはこんな特技まであったんだね！｣

｢あはは！大げさですよ～♪｣

あっ、凛月が嫉妬してる

キッチンが男女共有スペースに入ってて助かった

私が洗い物をしてると、後ろから手が伸びてきた

｢美味しかったよ。ごちそうさま～♪食べ終わったし、俺やるからAも食べてきなよ｣

｢ううん、私お腹空いてないから大丈夫！｣

｢お母さんに心配されちゃうよ？｣

｢うっ…ありがとね｣

大きなお皿に入れた野菜炒めやお肉を小皿に取ると、私は手を合わせた

｢いただきま～す。もぐもぐ…｣

｢今の見た…！？｣

｢見た見た！もう夫婦じゃん…！！｣

｢かっけえぇ…！｣

｢｢きゃあああぁ～♪｣｣

｢…｣

た、確かに私もどきってしたけど

ここは公共の場なんだから、あんまり気を許しすぎたらダメだよね

私が黙々と考えながら食べてると、また後ろから声が聞こえてきた

｢もうおまえら夫婦じゃん♪｣

｢んぐっ…げほっ！ごほっ！｣

｢だ、大丈夫かなA先輩？｣

｢けほっ…だ、大丈夫です…なんでKnightsの人達は皆後ろから声をかけるんですか！？｣

一彩さんに心配されながら、私は月永さんのほうを向いた

わっ、素手でお肉食べた…！

｢うまいなこれ！わはは！リッツはいいお嫁さんを持ったな～♪｣

｢ふふっ、そうでしょ…♪｣

｢ここ冗談通じないからね！？｣

凛月はまだ実家暮らしだけど、時間があるとAやクロ達のお世話をしに来てくれる

…月永さん曰くAはリトル・ジョンらしいけど、私は未だにAって呼び続けてる

夢ノ咲学院よりもこっちの方がよくいるしね

｢おっ！スオ～もこれ食うか！？｣

｢やめてください！！｣

あと名前が朱桜さんと一緒で分かりにくい！