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1058話 ページ8
✩
｢君は…｣
｢どうも〜、Aの夫です…♪｣
｢凛月！この子信じちゃうからやめて！｣
｢え〜？俺は未来予知しただけだよ？｣
びっくりした〜…
割と本気で変質者かと思った
近頃そういう目で見てくる人、増えた気がするし
｢ふふっ、君たちは仲が良いんだね。猫がじゃれ合ってるみたいだ｣
｢…あっ、猫！！｣
｢急に声を荒らげてどうしたのかな？｣
｢ごめんなさい…その、大事なこと思い出して…！｣
私が慌ててると、凛月が未だに抱きついたまま無意味に囁いてきた
そういう気分なの？
｢Aなら、俺がご飯あげたから安心して…♪｣
｢…あ、ありがとう｣
｢ふふっ、もしかして感じちゃった…｣
｢凛月のあほ！！！｣
｢…？｣
よかった、不思議そうな顔してる…
これ以上長引くと不安が多いし、今日はもう荷物片付けて中に入ろうかな
それに、凛月と会えて嬉しい…♪
｢…？凛月のお腹？｣
｢ん〜ん。あいつじゃない？｣
｢今の音は僕だね…少しお腹が空いてしまったようだ｣
｢あっ、それじゃあ私作りますよ！ごめんなさい、すぐに食べられる物持ってなくて…ちょっと待っててくれますか？｣
｢ありがとう！助かるよ！｣
｢えへへ、どういたしまして…♪｣
よかった、手料理が食べられる人で
私はばあちゃんの握ってくれたおにぎりとか大好物なんだけど、最近は苦手な人割と多いよね…
あんなに美味しいのに、もったいない
｢俺にも作って〜♪｣
｢はいはい…♪｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
