1077話 ページ27
✩
｢そんな暴れるなって。痛くないんだから…♪｣
｢はぁ…はぁ…｣
さっきの男の人もいる
何なの、なんでこんな事ばっかしてくんの…？
私が分からずにいると、その人は楽しそうにこう言ってきた
｢あの報酬はここまで入れてるんだから、きっちり働いてもらわないと…♪｣
｢まさか、お金だけ奪うなんて言いませんよね？｣
｢こ、こんなの…聞いてません！｣
｢あはは！そりゃ書いたら通報されるだろ…♪｣
私が二人ぐらいに拘束されてると、おじさんは何かを持ってこっちに歩いてきた
やだやだ…気持ち悪い…！
｢これは売れるぞ…♪｣
｢コズプロの面目は丸潰れで、金は大量に稼げて…こんな可愛い子を襲えるとか一石三鳥だよな！｣
｢まずはこれを挿入しま〜す！｣
その人が下に手を入れようとした時だった
｢ぐっ…！｣
｢ぎゃははは！お兄さんたち、なんか楽しそうなことしてんなァ♪｣
｢待つんだ兄さん！ここは立ち入り禁止だと藍良が…｣
｢…｣
な、なんで…
私は近くにいた燐音さんにひっついた
｢ぐすっ…いつも遅いんですよおぉ！！｣
｢きゃはは！助けてやってるだけ感謝しろよ。今日は追っ手もいたんだからなァ？｣
｢お、お前…Crazy:Bの…！｣
｢ぎゃはは！てめェら、勘違いすんじゃねェぞ！俺っちは正義のヒーローでも何でもねェからな！｣
｢兄さん、挨拶はきちんとするべきだよ！｣
もうツッコミ不在の漫才みたいになってる…
｢そんな二人だけで乗り込んで何が出来るってんだよ！大人を舐めんじゃねぇぞ！｣
｢(フラグにしか聞こえない…)｣
｢ぎゃはは！悪いな弟くん、今俺っちはこいつらをぶちのめすで手一杯なんだわ…♪｣
そう言うと、燐音さんは嘲笑うみたいに見下して言った
…またイライラしてる
｢チクッとじゃ済まないかもしれねェけど、覚悟はできてんだろうな…♪｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
