幸せのおすそ分け２２【あんスタ】 (ページ25)

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1075話ページ25

✩

『映画じゃない僕らの夏だあっ…！？』

｢Aさん！？｣

｢｢あははは！！｣｣

さ、最後の最後で思いきり転んでしまった…

私が足を滑らせて勢いよく尻もちをつくと、紫之くんが駆けつけてくれた

『は、恥ずかし～…！！』

『物凄い勢いで転びましたね…』

『良い子の皆も気をつけてね！プールで走ったら私みたいになっちゃうよ！』

『いい教訓になったんだぜ～♪』

なんかそれっぽいことを言って、私はすぐにその話を終わらせた

｢はう、びっくりしました…｣

｢俺も創と同じで驚きましたよ…俺たちは動けなかったのに、凄いですね｣

｢あはは…そんな事ないですよ｣

正直なところ、今でも全身が逆立ってるんだよね

触れられた感触が気持ち悪い…

｢Aちゃん先輩が転んだのって、あのおじさんがステージに上がってきたからなんだぜ？｣

｢はい…あそこが濡れてるなんて思わなくて。不注意でした、反省してます｣

｢あれはAちゃんのせいじゃありませんよ｣

｢そうですよ。次から気をつけたら良いんです｣

｢ありがとうございます…｣

たっぷり反省会をすると、私はすぐに切り替えた

｢あの子たち、本当に来てくれていましたね…♪｣

｢え！？もしかして…｣

｢ALKALOIDの皆が、キラキラした目でこっちを見てたんだぜ～！｣

来ないでって言ったのに…！

でもまぁ、楽しんでくれたなら嬉しいけどね！