1070話 ページ20
✩
｢ライブ、来てくださいね…♪｣
｢はい…Aさんのライブ、絶対行きます…！｣
｢私！？あはは！私のライブもぜひ来てください…♪｣
今日もALKALOIDのビラ配りを手伝っていると、面白い人に会った
冗談なのか本気なのか分かんないけど…♪
｢本当に助かります。一度休憩しましょうか｣
｢あっ、はい！｣
こんな日中に手袋してると、蒸し蒸しして暑い
通気性良いはずなんだけどな…
私が手袋を外してると、一彩さんがじっと見ていた
げっ、まずい…！
｢A先輩は真っ白な肌をしているけど、ちゃんと日に当たっているのか？｣
｢こらヒロくん！この人は吸血鬼の朔間凛月くんとよく一緒にいるから、太陽は徹底してるの！これぐらい常識！｣
｢常識！？ま、まぁ私も太陽は苦手ですしね｣
なんだ、白いねって褒めたかっただけか…
よく言われるけど、いつもただのお世話程度にして聞き流してる
｢その鳥の指輪はなんだ？｣
｢これは…｣
｢これは朔間凛月くんがあげた指輪だよォ！ヒロくん何にも知らないんだね！｣
｢逆によくそこまで知ってくれてますね！？｣
凄いな白鳥さん…
｢ずっと応援してましたから…♪｣
｢僕は君のライブを見たことがないから、あまり実感が湧かないけれど…｣
｢そういえば、Ra*bitsとライブをするって噂聞きましたよォ…♪｣
どこまで知っとるんやこの子！！←
そ、そんなことまでもうネットで噂になってたんだ
情報社会怖い…
｢よし！僕もそのライブに行こ…｣
｢それだけは来ないでください！｣
｢ライブなのに！？｣
｢嫌です！もっと普通のライブに来てほしいです…！｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
