1064話 ページ14
✩
｢ん〜、これとかどう？｣
｢こ、これ？｣
なんやかんやあって、凛月とお買い物に来てる
…ざっくりしすぎたね、反省反省
あの後そのままショッピングモールに向かって、今は水着を見てる最中
｢おお、凛月！ぴったりだよ！｣
｢えい…♪｣
｢なんで開けるの！？｣
｢…｣
｢り、凛月？｣
凛月は試着室を開けると、水着をガン見してきた
怖い怖い、ここに変な人いるよ…
｢…って！待って待って！何してるの！？｣
｢え、中身が見たいなって思って…｣
｢やめんかこの変態！！｣
｢どうかしらAちゃ…凛月ちゃん何してるのォ！？｣
下に手を突っ込もうとしてた凛月を、鳴上さんが止めてくれた
本当に助かった…
凛月ってたまにおバカになるよね
｢あら！素敵じゃない…♪｣
｢うぅ…｣
｢谷間が綺麗だね…♪｣
｢この人通報してください｣
｢本当のことだもん〜、A可愛いよ〜？｣
凛月がバカなこと言ってると、Ra*bitsの子達も帰ってきた
まずい…はやく着替えないと
｢せっかくだから見せなさいよ…♪｣
｢で、でも…｣
｢A、このままずっと逃げてて良いの？｣
｢…｣
さっきまであんなにふざけてたのに、急に真面目なこと言ってきた…
優しい笑顔のままそう聞いてきて、私は覚悟を決めた
…よし！
｢これ買います！それでちょっとプール行って練習してきます！｣
｢A、一人で行っちゃダメだよ。百億％ナンパされるから｣
｢んなアホな…｣
う〜ん…
私は凛月の手を引っ張った
｢な、なら…一緒に来てよ…｣
｢｢きゃああ〜♪｣｣
｢ふふっ、絶対に行こうね…♪｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
