797話 ページ47
✩
｢じゃあね！Aちゃん！｣
｢ばいば〜い！｣
友達と別れると、私はマネージャーさんがチョコを持って帰ってくるまでファンサしまくって色んな人とお喋りしていた
｢ぎりぎりチョコゲットできてよかった〜♪その衣装とっても可愛いです！ラブ〜い…♪｣
｢えへへ、ありがとうございます♪貴方もとってもラブいですよ〜♪｣
｢も、もももしかしておれのこと…いやいやそんな…｣
｢覚えてますよ。私ラブいっていう単語教えてもらってから、けっこう気にいってるんです…♪｣
｢ひゃああああっ…！｣
この子、本当に可愛い〜♪
中学生ぐらいかな？
あはは、年下に背を抜かされるのもう慣れっこなんだよね…♪
｢俺っちにもファンサしてくれよ〜♪｣
｢ひぎゃっ！？なな、何ですかあんた…！｣
｢そ、それじゃあライブ、見に来てくださいね〜♪｣
｢へ？は、はい…｣
せっかく癒されてたのに…！
まさか足を運んでくるとは思わなかった
｢よっ、ハニー♪｣
｢お久しぶりです！あの、どうしてここに？｣
｢なんか面白そうなこと考えてそうだったから、見に来ちまった♪｣
｢あはは、ばれてたんですね…｣
よく分かったなぁ
…あっ！
あの大量のお菓子は…！
｢ニキさん！お久しぶりです！｣
｢もぐもぐ…お久しぶりっす！いや〜タダでお菓子を配るなんて太っ腹っすね〜♪｣
｢ふふっ…♪｣
｢燐音くんのこと見直したっすよ！こんな最高のイベントを教えてくれるなんて…♪｣
この人にファン用のチョコを全部食べらないか心配になってきた…
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月28日 19時
