746話 ページ46
✩
｢Aさん。今日は必ず放課後に、一直線で来てくださいね｣
｢は、はい！｣
物凄い念押しされた…
｢教室まで来るなんて、相当な用事ですか？｣
｢個人的に気になってたみたいなので、早めに見せるべきかと思いまして｣
｢見せる？｣
｢例の着物ですよ｣
｢…！｣
もしかして…！
私はわくわくしながらマネージャーさんの言葉を待った
｢そうです！染み抜きが終わったみたいなので、今日取りに行くつもりなんですよ｣
｢ついて行ってもいいですか！？｣
｢もちろんです！｣
やったあぁ〜…♪
｢あと、あのネックレスは何か分かりましたか？とても興味がありそうだったので｣
｢う〜ん、あれはまだよく分かってないです｣
｢そうですか…｣
｢た、多分…｣
｢…？｣
｢いえ、何でもありません！｣
まさか、予知できるようになる…なんてそんな非現実的な話が本当にある訳…
未来が見えるなんて悲しい人生を送りたくないから、私は今朝家に置いてきちゃったけど
それに、持ってるだけじゃダメってのも分かった
ならどうして、あの時だけ…
｢それじゃあ、俺は打ち合わせがあるので失礼します｣
｢あっ、はい！お疲れさまです！｣
｢勉強は程々に楽していいんですよ…♪｣
｢い、いいんですかそれ！？｣
｢抜くときは抜く。それがプロです♪｣
なるほど…！
私が感心してると、後ろから咳払いが聞こえた
｢Aは真面目なので、あまりからかわないであげてください｣
｢抜くときは抜くですって？なんてやらしい大人…｣
｢あんずちゃんシーッ！聞こえる聞こえる…！｣
あ、あんずちゃんは…なんて事を…
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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです！かなり長編ですが、最後までお付き合いください！！ (2021年12月27日 19時) (
レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない！！ (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです！！これからも応援してます！ (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月24日 7時
